【本日の見通し】ドル高基調継続か 先週後半のドル高局面でドル円は149円90銭台を付けたものの、NY市場で少し調整が入った。週末前の調整が入ったとはいえ、流れはまだドル高円安方向か。今週末の米雇用統計に注目が集まっているほか、ISM製造業、JOLTS求人件数、ADP雇用者数など、関連指標が今週複数発表される。こうした中、それほど目立った指標発表予定のない今日は、積極的な動きが出にくい面があるが、ドル高基調の継続が見られると、再びの150円トライがありそう。 今週末の米雇用統計はここ数回同様に厳しい数字が示される可能性がある。明日のJOLTSなどの関連指標が弱く出ると、早めにドル売りが強まる可能性がある。ただ、149円90銭台を付けた後の押し目は限定的なものに留まっており、目先の地合いはかなりしっかり。関連指標が予想前後にまとまると、ドル高基調が継続する可能性が高く、目先は上方向を意識。 ユーロドルやポンドドルなど対欧州通貨でもドルはしっかり。ユーロドルは1.17台を回復してきたが、1.17台半ば前後が重くなっており、もみ合いの中、下方向を意識する展開か。ポンドドルも1.34台を回復してきた。財政赤字懸念などでポンド自体も売り材料が出ているが、行き過ぎには警戒感もある。こちらも戻りでは売りが出るとみられる。 ユーロ円は175円前後での推移。ドル円の堅調地合いが支えとなり、しっかりした動き。もっともドル主導での展開で、しっかりした方向性は出ていない。ポンド円は200円台での推移。200円台での動きになじんできており、一時よりもレンジが切り上がっている。流れは18日に付けた201円台回復も、ユーロ円同様にドル主導でクロス円はそこまではっきりした動きを見せていないこと、英財政赤字懸念でのポンド自体の売りが出やすいことなどが重石。 MINKABUPRESS 山岡
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