[今日の視点]貴金属=金が続伸、プラチナは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、金が続伸して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高を受けて買い優勢
となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがドル建て現物相場の下落や円高を
受けて軟調となろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は9.61ドル高の
3828.47ドル、銀が32セント安の4681セント、プラチナが23.29ドル
安の1596.71ドル、パラジウムは20.00ドル安の1266.07ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=148.59/61円で、前営業日の
大引け時点から0.20円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万8470円前後、銀は220.0円前後、プラチナ
は7395円前後、パラジウムは5800円前後。
【NY金は米政府機関閉鎖の可能性が支援】
 金はきのうの海外市場は、米政府機関閉鎖の可能性を受けて買い優勢となった。
 金は米政府機関閉鎖の可能性が支援要因になった。米政府機関閉鎖の可能性を受けて
ドル安に振れた。米労働省は、政府機関が予算切れにより閉鎖となった場合、10月3
日に予定されている雇用統計など経済指標の発表を停止するほか、全ての業務を停止す
ると明らかにした。バンス米副大統領は、ホワイトハウスでつなぎ予算案を巡り与野党
の議会指導部と会談した後、双方が合意に至らず、政府閉鎖に向かう可能性が高いとの
見通しを示した。
 トランプ米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談した。会
談後の共同記者会見で、パレスチナ自治区ガザで続く戦闘の終結を目指す米国主導の和
平案をネタニヤフ氏が支持することで合意したと述べた。
 銀はきのうの海外市場は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
【プラチナはドル安や金堅調が支援】
 プラチナはきのうの海外市場は、ドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。米政府機関閉鎖の可能性を受けてド
ル安に振れた。ただ欧州時間に利食い売りが出て上げ一服となり、上値は限られた。米
政府機関閉鎖となれば大量解雇が見込まれている。
<今日の予定>
・鉱工業生産指数 2025年8月速報(経済産業省)
・小売業販売額 2025年8月速報(経済産業省)
・中国製造業購買担当者景況指数 2025年9月(中国物流購買連合会)
・中国非製造業購買担当者景況指数 2025年9月(中国物流購買連合会)
・中国製造業購買担当者景況指数 2025年9月(RatingDog)
・中国サービス業購買担当者景況指数 2025年9月(RatingDog)
・キャッシュレートターゲット公表(オーストラリア準備銀行)
・英国内総生産 確報値 2025年4-6月期(国立統計局)
・独雇用統計 2025年9月(連邦雇用庁)
・独消費者物価指数 2025年9月速報(連邦統計庁)
・米ケース・シラー住宅価格指数 2025年7月(S&P)
・シカゴ購買部協会景気指数 2025年9月(シカゴ購買部協会)
・米消費者信頼感指数 2025年9月(カンファレンスボード)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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