ドル安円高進む、米政府機関閉鎖の可能性強まる、日本国債利回り上昇もドル円の重石=東京為替概況 ドル円は昨日のドル安円高を受けて148円50銭台でスタート。朝はポジション整理の動きもあってややしっかりとなり、148円84銭を付ける場面が見られた。その後148円台後半でのもみ合いを経て、昼過ぎからドル安円高が広がった。本日、日本の財務省が実施した2年利付国債の入札は応札倍率が2.81倍に留まり、2009年以来の低い水準となった。過去12カ月の平均は3.79倍。最低落札利回りが市場予想を下回るなど、需要が鈍っている。金融機関が早期の利上げを見込んでいることが背景にあるとみられ、この結果が示され、日本国債利回りが上昇(国債価格が下落)した後、円買いが広がった。朝の水準を割り込むとポジション整理の動きなども加わって、午後を通じてドル安円高が進行。米政府機関閉鎖の可能性が高まったことも、米国の混乱警戒でのドル安円高につながっており、ドル円は148円17銭を付けている。 ユーロドルは1.1720を挟んでの推移から、午後に入ってドル安がやや優勢となり1.1740を付けた。米政府機関閉鎖の可能性を警戒した欧州勢を中心としたドル売りが入っているとみられる。ポンドドルは午前中1.3421を付ける場面も、午後に入って1.3447を付けている。 ユーロ円は対ドルでのユーロ買いも、日本2年国債入札の不調を受けた円買いの勢いが勝り、、朝の174円30銭を挟んでの推移から午後に173円台に落とす展開。ポンド円も日本の利上げ期待が強まったことを受けた円買いに199円70銭を挟んだ推移から199円17銭を付けている。 MINKABUPRESS 山岡
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。