ゴム週間展望=軟調、ファンダメンタルズ要因からの売りで一段安の可能性

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [10月6日からの展望]
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
     週間高低(カッコ内は日付)         9月29日〜10月3日
<国内>         始 値     高 値       安 値       帳入値    前週比
 26年03月限      311.2      311.2(29)    263.2(2)      297.7    - 12.5
 RSS先限      307.0      307.0(29)   302.0(1)     302.0     - 11.0
 TSR20    256.0      256.0(29)    252.0(1)     252.0     -  4.0
 上海1月限   15285   15295(30)  15070(1)      15110     -  525
=======================================
東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 147.55円  前週末比 2.21 円高
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 【前週までのレビュー】上海ゴムの休場を受けて、手掛り材料難となり、もみ合いに
なるとみた。ただ、産地安や株安を受けての下落には、注意したいとした。
【一段安の可能性あり】
 JPXゴムRSS3号の活発限月3月限は、産地安を手掛かりに下値を試す展開とな
っている。上海ゴムが8日まで休場のため、積極的な売りは出ていないが、ジリジリと
水準を引き下げている。このところ期近の下落も目立っており、需給緩和観測というフ
ァンダメンタルズ要因から売られているのが分かる。目先、一段安の可能性もありそう
だ。活発限月の3月限は、節目の295円を割り込むと、290円を目指した下げにな
る。
 また、産地価格もジリ安調で推移しているうえ、米株式市場に高値警戒感が広がって
いる。米株が急落し、日本株が追随するようなら、JPXゴムRSS3も連れ安となる
可能性がありそうだ。
【産地相場はジリ安調で推移】
 タイオファーはジリ安調で推移している。タイオファーは9月9日にそれまで支持と
なっていた69バーツを割り込み、その後も地合いを緩めると、10月1日にはタイ南
部の天然ゴム主要積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格が、66.61バーツと昨
年1月以来の安値が提示された。
 2日時点では、前営業日比0.28バーツ高の66.89バーツとなっている。今年
は、産地におけるラニーニャ現象などの異常気象が発生する可能性は低いと予測されて
いる。増産期を迎えているタイでは、目先、供給が増加しそうだ。一方、需要面をみる
と、9月30日に中国国家統計局から発表された9月の製造業購買担当者景気指数(P
MI)は49.8と、景況感の分かれ目となる50を6カ月連続で下回った。天然ゴム
の最大の消費国である中国の景気減速は、天然ゴム需要の減少に繋がる。このため、秋
から冬にかけて、需給が緩和し、タイオファーはさらに下落する可能性がある。
【上海ゴムは1万5000元の攻防に注目】
 上海ゴムは、9日から取引が再開される。現状、中心限月の1月限は、7月28日の
高値1万6425元と9月5日の高値1万6370元でダブルトップが形成され、9月
30日には1万5020元まで下落した。目先、節目の1万5000元の攻防が焦点に
なる。同水準では、押し目買い意欲が強いとみる。ただ、産地相場の軟化が続いてるこ
とから、大型連休明けも売りが先行する可能性がある。その場合は、節目の1万450
0元や6月3日に付けた一代の安値1万3995元がターゲットになりそうだ。
【東京ゴム活発限月の3月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の3月限は、下値を試す展開となった。9月以降の値動き
を確認すると、9月5日に322.0円に水準を引き上げると、その後は上海安を背景
に徐々に水準を引き下げ、同月18日は309.3円で下落した。同月25日に31
3.8円まで戻したが、29日からは産地安を手掛かりに売りが加速し、10月2日に
は296.2円まで水準を引き下げた。その後も300円以下での取引が中心となって
いる。
 一段安となれば、節目の295.0が最初の関門。同水準を割り込むと、節目の29
0.0円や6月3日に付けた一代の安値284.0円がターゲットになる。一方、買い
優勢となれば、305.0円突破が最初の関門。これに成功すれば、節目の310円や
9月18日の高値315.6円が意識される。
【今週の注目ポイント】
 産地相場は注目したい。産地相場、需給緩和観測を背景に水準を引き下げており、こ
の動きに期近が連動すれば、下げ幅が拡大する恐れがある。
【相場予想レンジ】
10月6〜11日のJPXゴムRSS3号3月限の中心レンジ予想は285〜320
円前後。テクニカルの支持線295円(節目)、抵抗線は305.0円(節目)。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
 6日 ●オーストラリア(勤労感謝の日)、中国(国慶節、中秋節)
    ユーロ圏小売売上高 2025年8月(EUROSTAT)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆作柄報告(USDA)
 7日 ●中国(国慶節)、香港(中秋節)
    独製造業受注 2025年8月(経済技術省)
    米貿易収支 2025年8月(商務省)
 8日 ●中国(国慶節)
    国際収支(経常収支) 2025年8月(財務省)
    政策金利公表(NZ準備銀行)
    独鉱工業生産指数 2025年8月(経済技術省)
    米FOMC議事録公表 9月16-17日(FRB)
 9日 独貿易収支 2025年8月(連邦統計庁)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米卸売在庫 2025年8月確報値(商務省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
10日 企業物価指数 2025年9月(日本銀行)
       ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
    上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
    米消費者信頼感指数 2025年10月速報値(ミシガン大)
    米財政収支 2025年9月(財務省)
    建玉明細報告(CFTC)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。

    MINKABU PRESS
     ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。



このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。