アジア株 香港株大幅安、米積極利下げ観測後退 NY連銀インフレ期待5カ月ぶり高水準 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 26534.14(-423.63 -1.57%) 中国上海総合指数 3882.78(休場) 台湾加権指数 26914.62(-297.33 -1.09%) 韓国総合株価指数 3549.21(休場) 豪ASX200指数 8946.20(-10.60 -0.12%) アジア株は軒並み下落。中国市場はあす取引を再開、韓国市場は9日まで休場。 米政府機関閉鎖により雇用統計をはじめ金融政策を判断する上で重要な米経済統計の発表が延期となっており材料不足、閉鎖が続けば来週15日のCPIも延期になる可能性がある。そのためマーケットは7日に発表されたNY連銀インフレ期待を頼りに売買するしかないだろう。 NY連銀調査の1年先のインフレ期待は9月に3.4%と前回3.2%から上昇、5カ月ぶり高水準となったことで米積極利下げ期待が後退している。3年先も3.0%と前回2.9%から上昇した。また、1年後の失業率が上昇しているとの見方も前月から高まっており、米先行きに対する懸念も広がりつつある。トランプ米大統領は政府閉鎖がこれ以上続けば連邦職員を大量解雇していくことを示唆している。 休場明け香港株は大幅下落、3営業日続落。米積極利下げ期待後退で投資家心理が悪化。香港は金融政策を米国に連動させているため、米利下げ期待後退で香港の基準金利引き下げ期待も低下する。 バイドゥやアリババ、快手科技、SMIC、JDドットコム、美団などハイテク関連が大幅下落している。不動産や医療品、自動車、カジノ、通信サービス、消費者サービス関連も総じて下落。
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