アジア株 香港株反発も上値重い、米中懸念緩和も警戒感残る 中国は米国と最後まで戦う 東京時間11:06現在 香港ハンセン指数 25921.39(+31.91 +0.12%) 中国上海総合指数 3916.28(+26.78 +0.71%) 台湾加権指数 27427.39(+503.97 +1.87%) 韓国総合株価指数 3618.80(+34.25 +0.96%) 豪ASX200指数 8881.20(-1.60 -0.02%) アジア株は軒並み上昇、前日の米株反発を受け買い優勢で始まった。 米中対立懸念が後退している。先週末トランプ氏が対中関税を大幅に引き上げると突如警告したことで市場に動揺が広がったが、トランプ氏はきのう、中国との貿易対立について「心配ない、すべてうまくいく」とSNSに投稿した。ベッセント米財務長官も今月末に米中首脳会談は予定通り行われると思うと火消しに走った。久しぶりにタコ取引か。 ただ、懸念緩和も警戒感は残る。トランプ氏は中国によるレアアース規制に対する報復措置について、あらゆる選択肢があると警告。中国商務省は米国との貿易戦争「最後まで戦う」と表明、米国に脅しを止めるよう求めた。レアアース輸出規制は正当な措置だと主張している。 韓国株は0.96%高、サムスン電子の好決算を受けハイテク関連が総じて上昇している。サムスン電子は上場来高値を更新、暫定四半期決算は営業利益が12兆1000億ウォンに達した可能性があると明かした。市場予想の9兆7000億ウォンを大きく上回り3年ぶり高水準となる。 香港株は反発も上値は重い、米中摩擦への過度な懸念は後退も警戒感は残ったまま。ハイテクや金鉱、自動車の一角が上昇。一方、消費者サービスやエネルギー関連は下落している。 上海株は071%高。不動産や素材、資本財、生活必需品が上昇している。米中対立緩和というよりも、今月20日から開催される4中全会に対する期待が高まっているもよう。追加支援策が打ち出されるとの見方が広がっている。 豪州株は小動き。豪中銀議事録では追加利下げを急がないことが示唆された。台湾株は大幅反発、半導体を中心にハイテク株が買い戻されている。
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