石油午前=下落、小口の買い戻しで下げ幅縮小も軟調地合い払拭に至らず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は下落。13日の海外原油が反発ながら、ニューヨーク原油期近11月
限が60ドル台回復を維持できなかったことから売り優勢。期中2、3月限は序盤から
下げ幅を縮小したが、午前10時半過ぎから、小幅に下げ幅を拡大し、再度、4ケタ安
まで下げ幅を拡大。
 ニューヨーク原油時間外取引が小幅続伸、円相場が朝方の1ドル=152.20円台
から152.50円台に小幅安となったことが小口の買い戻しが先行したもよう。ただ
し軟調地合いを払拭するには至らず。
 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.24ドル高の59.73ドルで
小幅続伸。
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は日中取引開始後、下値を切り上げ。5万
9600円まで戻した。13日の夜間取引でつけた戻り高値5万9530円を上抜いた
ことで小口の買い戻しが優勢もよう。
 午前11時33分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
1180〜860円安。
 午前11時33分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1244枚。
【NY原油は60ドル割れで低迷かを確認場面】
 ニューヨーク原油期近11月限は、10日の取引で60ドル割れ。イスラエル軍が、
パレスチナ自治区ガザでの停戦合意に基づき一部地域からの撤退開始で地政学的リスク
の後退。加えてトランプ米大統領が中国製品への関税の大幅引き上げを示唆したこと
で、米国株が急落、原油の需要減少懸念が強まり、手じまい売りが膨らんだもよう。
ただ10日の取組高は大幅に増加しており、新規売りもかなりあったもよう。13日は
小反発したが、終値で60ドル割れ。60ドル割れ状態で低迷するか、確認が必要な場
面。
【海外原油夜間取引=小幅続伸】
 ニューヨーク時間外取引で11月限は前日比0.24ドル高の59.73ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは59.54〜59.82ドル。
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