トウモロコシ相場は方向性を欠いている。引き続きハーベスト・プレッシャーが上値 を圧迫している。産地では降雨も報告されているが、収穫作業に対する深刻な脅威とは 評価されていない。ただし、政府機関閉鎖の影響で米農務省(USDA)の統計発表が 止まっていることもあり、積極的な売買は躊躇されがちになっている。作柄に対する懸 念も、引き続きトウモロコシ相場の下落余地を限定している。 大豆相場は米中間の貿易環境の改善がみられるか否か、不透明感から不安定な値動き になっている。こうした中、トランプ米大統領は中国からの食用油輸入の停止を検討中 であることを明らかにした。中国が米国産大豆を購入しないことを理由として挙げてい る。米国は食用油の自給自足が可能な状態だが、使用済食用油(UCO)に関しては、 バイオディーゼル向けに中国からの輸入が拡大している。これは、バイオディーゼル製 造向けの大豆需要の抑制要因であり、中国からのUCO輸入が停止されると、大豆需要 が刺激を受ける可能性が高まる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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