−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/12 4,304.6 +103.0 シカゴ大豆 2025/11 1,010.75 +4.25 NY銀 2025/12 5,329.6 +191.8 シカゴコーン 2025/12 421.75 +5.00 NYプラ 2026/ 1 1,755.1 + 67.2 NY原油 2025/11 57.46 -0.81 NYパラ 2025/12 1,679.30 +89.40 ドル・円 150.36 -0.86 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は150.10円台まで下落 NY為替市場、ドル円は米株式市場の下げとともに売りが強まり、ストップロスを巻 き込んで150.10円台まで一気に下落。ドル売りの流れはあったものの、特段の売 り材料は見当たらない中、上値が重かったことで見切り売りが出たものと思われる。 9月中旬のFOMCを境に10月前半までドル高の流れが続いていたが、ここに来て その流れに一服感が出始めている。特にドル円は、高市トレードからの円キャリートレ ード復活の声も相まって、153円台まで急上昇していたが、一気に150円台を維持 できるかに焦点が移っている。 ドルは主要通貨に対して約1週間ぶりの安値水準まで下落。パウエル議長が今週の講 演で、追加利下げの可能性を温存するような発言を行っていたほか、米中貿易戦争への 懸念も高まっていることでドル安が復活している状況。市場では今月の追加利下げを完 全に織り込んでいるほか、12月もの利下げもほぼ確実視している状況。織り込み過ぎ との声も一部からは出ているが、市場のFRBの利下げ期待は強まっているようだ。 米政府機関の閉鎖が3週目に入っている。当初は短期間で終了し、米経済への影響は 限定的と見ていた投資家も無視できない状況のようだ。そのこともドル安を誘発してい る可能性が指摘されている。 ◎NY貴金属=大幅続伸、金は安全資産の買いが続く ニューヨーク金、銀は大幅続伸。 金12月限は続伸。時間外取引では、安全資産として買われたのち、ドル安一服を受 けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ドル安 や米小売売上高の減速観測などを受けて買い優勢となり、一代高値を更新した。 銀12月限は、ドル安や金堅調を受けて一代高値を更新した。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが大幅続伸、パラジウムは上昇。 プラチナ1月限は続伸。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通 しや金堅調を受けて買い優勢となったが、ドル安一服を受けて上げ一服となった。欧州 時間に入ると、押し目を買われた。日中取引では、ドル安や金堅調を受けて一代高値を 更新した。 パラジウム12月限は、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて一代高値を更新した。 ◎LME=揃って続伸、半導体関連株の堅調に推移が買い支援要因 アルミ3カ月物は続伸。2737ドルで軟調で取引を開始。アジア株式市場が半導体 関連株の堅調な動きを受けて浮上したことが買いを支援したため2760ドル台に浮上 し、その後は2760ドル台でのもちあいとなった。米国の時間帯を迎えると地合いを 引き締めた銅に追随高となって引けにかけ上値を探る動きを展開。引け間際に今月9日 以来の高値となる2799ドルの高値に達した後、高値に近い水準を維持して終えた。 銅3カ月物は小幅続伸。1万0550ドルで軟調で取引を開始した後はアジア株が半 導体関連株を中心に買いが広がったことを好感したことを受けて1万0664ドルの高 値まで浮上した。高値を離れた後も欧州の時間帯は1万0560ドルを下値支持線とし て高下する動きが続いたが、米国の時間帯にかけて軟化し1万0490ドルの安値を付 けたが、米国の時間帯は米株式市場でも全体的には頭重い動きとなるなか人工知能(A I)向け半導体需要の好調を受けて半導体株が堅調となったことで買い戻す動きが膨ら んで引けにかけて浮上した。前日のレンジ内取引ながら、小高く取引を終えた。 ◎NY原油=続落、米中貿易戦争の激化による景気悪化を警戒 ニューヨーク原油の期近は続落。 米中貿易戦争の激化による世界的な景気悪化や石油需要の下振れが引き続き警戒され ている。中国商務省は「レアアース輸出規制は輸出禁止とは異なる」との認識を示し、 中国に対する100%の追加関税を修正するよう要求したものの、トランプ米政権が対 抗措置発動を見直す兆候は見られず。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で 原油在庫が増加したことも重し。ただ、原油在庫の増加は製油所稼働率が85.7%ま で急低下したことが背景。冬場の需要期に備えて、定期改修に入る製油所が多い。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は下落。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は米圧砕用需要増を受け上伸、コーンは続伸 大豆は揃って上伸。 全米油実加工業者協会(NOPA)が発表した9月大豆圧砕量が事前予想を大幅に上 回っていたことが強気材料となり、買い優勢で運ばれた。ただ、米政府機関の一部閉鎖 による農産物関連報告の発表保留による需給状況の不透明感や、米産地の収穫進行が重 石となり、プラスサイドは維持したものの、上げ幅を大きく縮小して終えた。 コーンは続伸。 大豆の堅調に追随高となった。米ドル安傾向が強まりコーンの輸出を促す要因になる との見方が広がったことも買いを促す要因になった。12月限はこの日の上昇で、10 月9日以来の420セント台に到達した。 MINKABU PRESS
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