金・銀市況=金が大幅続伸、上場来高値の更新が続く

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         21,075   +539    22,030 +1019  : 4,365.05  +144.83
銀          210.1    0.0     251.5  +1.5  : 5,428.00  +132.00
プラチナ     8,155   +202     8,250  +300  : 1,709.70   +49.77
パラジウム   7,600   +200     7,600  +200  : 1,615.62   +81.73
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.80   -1.46  ユーロ・ドル相場   1.1714  +0.0058
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【市況】
 金が大幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場
の上昇が支援要因になったが、上げ一服となった。午後に入ると、押し目を買われ、上
場来高値を更新した。銀は4・8月限が上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが404〜1019円高、ゴールドスポットが308
円高、銀が変わらず〜12.0円高。
 推定出来高は、金が8万7771枚、金ミニが4万4088枚、ゴールドスポットが
1043枚、銀が14枚。
【金は米地銀不安も支援要因に】
 金先限は上場来高値2万2060円を付けた。ニューヨーク高が支援要因になった。
円相場は1ドル=149円台後半の円高に振れた。銀先限は254.0円まで上昇し
た。
 米中の貿易摩擦に対する懸念や米政府機関閉鎖、米連邦準備理事会(FRB)の利下
げ見通しに加え、米地銀不安も支援要因になった。ザイオンズ・バンコープとウェスタ
ン・アライアンス・バンコープの地銀2行が、不正の疑いがある融資の問題を明らかに
し、地銀不安が高まった。一方、地政学的リスクの行方も焦点である。ガザ停戦が実現
するなか、トランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領とハンガリーの首都ブダペス
トで会談し、ウクライナの紛争終結について協議すると述べた。今夜の米大統領とウク
ライナのゼレンスキー大統領との会談では、巡航ミサイル「トマホーク」の供与につい
て協議されるとみられている。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、安全資産として買われた。
アジア市場では、朝方の4360.27ドルから、米地銀不安も支援要因となり、史上
最高値4377.59ドルを付けたのち、上げ一服となった。午後に入ると、押し目を
買われた。
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