NYプラチナ市況=大幅反落、金・銀安で手じまい売りの動きで下げ加速

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  1754.6     1762.4      1617.7      1619.5    -135.6
         (26/ 4)  1772.5    1778.6      1635.6      1637.1    -134.3
 パラジウム  (25/12)  1681.00    1692.50     1510.50     1522.30   -157.00
         (26/ 3)  1688.00    1703.00     1526.50     1536.70   -156.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          36,436         47,205        86,658       (-    888)
 パラジウム         13,413         11,768        20,864       (-    775)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          46,190.61  + 238.37
     前日  150.43/45   1.1687/89   ・ナスダック         22,679.97  + 117.43
     本日  150.61/63   1.1655/57   ・10年米国債利回り      4.01  +   0.03
・NY原油  (25/12)   57.15 + 0.16  ・SPDR保有金残高  1,034.62  +  12.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナ、パラジウムは大幅反落。前日比はプラチナ
が135.6〜130.9ドル安、中心限月の1月限が135.6ドル安、パラジウム
は158.30〜151.30ドル安、中心限月の12月限は157.00ドル安。
 プラチナ1月限は大幅安。時間外取引では、アジア株、欧州株の下落からリスク資金
の利食い売り先行もようとなり、一時100ドル超の下落となった。欧州時間で下げ幅
を縮小したが、80ドル超の下落で軟調に推移。日中取引では、銀が大幅安となったこ
と、金が下げに転換したことから、再度、下げ足を速めた。米国株の反発にも週末を控
えた玉整理に伴う手じまい売りの動きが強く、大幅安状態から抜け出せないまま、引け
た。
 パラジウム12月限は、時間外取引から軟調に推移し、欧州時間は50ドル程度の下
落。日中取引は1600ドル割れとなり、利食い売りを含めた手じまい売り殺到もよう
となり、150ドル超の暴落となった。
 16日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの68万1359
オンス、パラジウムは変わらずの18万7100オンス。
今日の材料
・17日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は反落、76.47ポイント安の3839.76ポイント。
・欧州株は軒並み下落。独DAX指数が1.82%の下落で下げが目立った。金融株の資本
 財などの下げが重石。
・ドルは下げ一服。ドル円は欧州時間の序盤に1ドル=149.30円台まで下落したが、下
 値を切り上げ、150円台を回復。ニューヨーク時間で150.60円台まで戻し、150.60
 円水準でニューヨーク時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは東京時間に今月6
 日以来の高値となる1ユーロ=1.1728ドルまで上昇したが、欧州時間に下げに転換
 となり、ニューヨーク時間は1.1653ドルで下げ渋り、前日の安値を試す下落にはな
 らず。
・米議会での予算合意が難航する中、手数料収入などで業務を続けてきた連邦最高裁
 判所は10月18日に資金が枯渇するとの見通しを示した。
・中国は米国との対話を望んでいる。米国は中国と話したい。中国との貿易交渉は非
 常に常に順調=トランプ米大統領。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。