NY原油市況=小反発、急落後の買い戻し主体に水準固め

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値  帳入値   前日比
  2025/11     57.50      57.72      56.60      57.54      + 0.08
  2025/12     57.03      57.32      56.15      57.15      + 0.16
  2026/01     56.85      57.26      56.07      57.12      + 0.27
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              765,904             2,052,311   (-  6,970)
                    帳入値  前日比
ヒーティングオイル  2025/11     218.00    + 2.65
                   2025/12     215.99    + 2.38
改質ガソリン        2025/11     183.77    + 2.60
                   2025/12     178.17    + 2.13
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は小反発。終値の前営業日比は、期近2限月は0.08〜0.16
ドル高。その他の限月は0.27〜0.52ドル高。
 さらに安値を更新する場面もあったが、週末前ということや週明けには11月当限の
納会を控えていることもあり、このところの急落に対する売り方の利食いの買い戻しが
優勢で相場は水準固め模様となった。米株高も好感された。
 トランプ米大統領は前日、プーチン米大統領と2週間後にハンガリーで米露首脳会談
を行う予定であることを明らかにしたが、この日はウクライナのゼレンスキー大統領と
会談して、巡航ミサイルの「トマホーク」の供与について慎重な姿勢を見せた。
 12月限はアジアの時間帯から欧州の時間帯の時間外取引では軟調に推移して、前日
の安値を更新して一時56.15ドルまで下落した。しかし米国の時間帯にはその安値
から戻して57ドル台を回復した。
 トランプ米大統領はこの日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会
談した。注目された米国の巡航ミサイル「トマホーク」のウクライナへの供与について
は、「事態悪化につながる」と慎重な姿勢を崩さなかった。

 米ベーカー・フューズがこの日発表した米国の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は
418基と前週比変わらずだった。
 改質ガソリン、ヒーティングオイルともに反発。原油以上の騰勢となり、ともにクラ
ック・スプレッド(製品と原油のサヤ)を拡大させた。

今日の材料
・米国の稼働中の原油掘削装置(リグ)数は418基と前週比変わらず=米ベーカー・
 フューズ。
・米ウクライナ首脳会談。トランプ米大統領は巡航ミサイルの「トマホーク」供与に慎
 重姿勢。

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