[今夜の視点]海外原油=戻り鈍いか、米中貿易戦争の激化リスクで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.05ドル高の57.07ドルで
推移。本日これまでのレンジは56.60〜57.12ドル。
 今晩の海外原油は戻りが鈍いか。米中貿易戦争の激化リスクや、来年にかけての供給
過剰見通しをいったん織り込みつつ今月の下げは一巡しているようだが、戻りを試すき
っかけは掴めないだろう。11月1日には米国の100%の対中追加関税が発動する見
通しであり、戻りがあれば売りに押される展開が続くのではないか。
 また、来月は石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国の会合に加えて、OP
ECプラス全体の閣僚会合が控えている。自主減産の解消が進むなかで、協調減産の解
消が警戒される可能性が高く、産油国や石油企業にとっては苦しい局面が続きそうだ。
<今夜の予定>
◆ 日本 ◆
【朔望】21:26 新月 新月
◆ アメリカ ◆
【工業】10/22 05:30 週間石油統計(API)
【納会】--:-- WTI原油 2025年11月限(NYMEX)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2025年9月(カナダ統計局)
※米政府機関閉鎖の影響で米経済統計の発表は延期になる可能性があります。
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