プラチナ午前=プラチナが大幅反落、先限は一時800円安近くまで下げ拡大

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅反落。ニューヨークプラチナの急落
を受けて夜間取引から値を崩し、日中取引で一段安。先限は一時800円安近くまで下
げ幅を拡大した。金が下値を切り上げたことで下げ幅を縮小したが、大幅安状態で推
移。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時24分現在の前営業日比は、プラチナが598〜293円安、プラチナミ
ニが589〜512円安、プラチナスポットが825円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時24分現在の出来高は、プラチナが1万2089枚、プラチナミニが
1379枚、プラチナスポットが2363枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金・銀の急落で反動安を強いられる】
 プラチナは急落。今月7日から上放れとなったが、ニューヨーク金、銀の急落がプラ
チナ市場にも波及。ドル建て現物相場が16日に1729.52ドルの高値をつけ、長
期移動平均線の200日移動平均線(16日は1178ドル台)から約47%の上方乖
離となる異常な高値をつけたが、金の急落であっさりと値を崩した。プラチナは今年も
供給不足が見込まれるが、買い過剰感が強く、21日のニューヨーク市場で急落。世界
的なカネ余りとなるなか、金、銀が投機的な買いもあり、暴騰した恩恵を受けたが、反
動安を強いられた。
 プラチナ先限は日中取引の序盤に9月25日以来の安値となる6666円まで下落し
た。金の一段安につれ安となった。6920円台で3度、戻りを抑えられ、7000円
を回復することなく、再度、6900円割れで推移。9月25日の安値6610円は維
持しているが、短期リスク資金の買い玉の手じまい売り圧力が強い。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は下値模索。午前9時過ぎに1495ドル台まで下落。
1500ドル割れは買い拾われ、1536ドル台まで戻した。午前10時半以降は
1530ドルを挟んでもみあい。
 午前11時30分現在、プラチナは1533.23ドル、パラジウムが1420.8
7ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1611.00ドル、パラジウムが
1489.90ドル。
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