再送:NY原油市況=続伸、ウクライナ和平期待が一変し緊迫感漂う

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/12     57.59       59.83       57.34       58.50        + 1.26
  2026/01     57.46       59.59       57.24       58.32        + 1.16
  2026/02     57.47       59.45       57.25       58.26        + 1.08
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              747,635             1,987,330    ( - 10,280)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/11     224.96    + 4.38
                            2025/12     222.75    + 4.26
         改質ガソリン       2025/11     186.50    + 3.97
                            2025/12     180.93    + 3.75
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は1.16〜
1.26ドル高。その他の限月は0.73〜1.08ドル高。
 先週、トランプ米大統領が次回の米ロ首脳会談を開催する見通しであると発表し、ウ
クライナ和平期待が一時的に高まったが、今週に入ってこの会談の中止が報道されてい
ることが相場を押し上げた。米ロ首脳会談の開催に向けて、ロシアのラブロフ外相とル
ビオ米国務長官の協議が順調ではないもよう。
 米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が、トランプ米政権はウクライナが
西側の長距離ミサイルを使用する際の重要な制限を解除し、キエフがロシア国内の標的
を攻撃することを許可したと報道したことも買い手がかり。米当局者の発言として伝わ
っている。ウクライナ軍は英国製の長距離巡航ミサイル・ストームシャドウを発射可能
で、21日にはロシアのブリャンスク化学工場をこのミサイルで攻撃した。
 ただ、トランプ米大統領はウクライナにロシア国内の標的に対する長距離ミサイルの
使用制限を解除したという米WSJの報道について、フェイクニュースであると否定し
ている。
 ベッセント米財務長官が対ロシア制裁を22日か23日にも大幅に強化すると発表し
たことも引け後の相場を刺激した。これまでで最大規模のロシア制裁となるようだ。
 時間外取引で12月限は堅調。通常取引開始後は上値を伸ばし、引け後の時間外取引
では59.83ドルまで上げた。
 改質ガソリンの期近は反発。ヒーティングオイルの期近は続伸。原油高に連動した。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 -96.1万(4億2282万)
ガソリン -214.7万(2億1668万)
留出油  -147.9万(1億1555万)
(クッシング地区)
原油 -77万(2123万)
*()は在庫総量
今日の材料
・独フォルクスワーゲンが中国製の半導体不足で一部車種の生産を一時停止=独ビルト
・ロシアは大規模な軍事演習を実施、大陸間弾道ミサイル「ヤルス」を発射
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比298万バレル減
・ガソリン在庫は前週比23万6000バレル減
・留出油在庫は同97万4000バレル減
MINKABU PRESS
※タイトルを修正します

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