【市況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の下げ一服を受けて堅調となった。パ ラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが136〜260円高、プラチナミニ が246.0円安〜279.5円高、プラチナスポットが33円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが6884枚、プラチナミニが571枚、 プラチナスポットが1313枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはNY時間のドル安で買い戻される】 プラチナはニューヨーク時間のドル安が支援要因になった。英中銀の利下げ観測を受 けて欧州時間にドル高となったが、ニューヨーク時間は米政府機関の一部閉鎖が続いて いることなどを受けてドル安に振れた。上海プラチナの出来高が増加し、中国勢の押し 目買いが入ったことも下支え要因である。一方、国連のグテレス事務総長は、ジュネー ブで開かれた国連貿易開発会議(UNCTAD)の会合で、貿易紛争や貿易障壁の高ま りに対する懸念を指摘し「ルールに基づく貿易のシステムは崩壊の危機にある」と述べ た。米中の貿易摩擦の行方も引き続き確認したい。 プラチナ先限は7354円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要因になっ た。円相場は1ドル=152円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は下げ一服。朝方の1590.60ドルから、1580 ドル台まで下落したのち、下げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは1598.00ドル、パラジウムが1424.13ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1537.10ドル、パラジウムが 1434.56ドル。 MINKABU PRESS
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