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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/12 59.94 62.20 59.64 61.79 + 3.29
2026/01 59.63 61.62 59.38 61.16 + 2.84
2026/02 59.41 61.11 59.24 60.64 + 2.38
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 943,334 1,971,098 ( - 16,232)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/11 240.30 +15.34
2025/12 237.40 +14.65
改質ガソリン 2025/11 192.69 + 6.19
2025/12 187.29 + 6.36
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は大幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は2.84〜
3.29ドル高。その他の限月は0.57〜2.38ドル高。
トランプ米大統領が次回の米ロ首脳会談の中止を発表し、ウクライナ和平期待が後退
したことが買い手がかり。トランプ米大統領は先週末、2週間以内に米ロ首脳会談を開
催する意向を示していたものの、和平ムードは一変した。
米国は対ロシア制裁を強化し、ロシア石油大手ロスネフチとルクオイルに制裁を科す
ことも発表した。中国やインドなどロシア産原油の大口の買い手が購入を一時停止する
と報道されている。二次制裁のリスクを背景に、中国国営のペトロチャイナ、シノペッ
ク、CNOOC、振華石油が海上輸送の原油購入を一時見送る。インドのリライアン
ス・インダストリーズは、ロシアからの原油輸入を大幅に減らすか完全に停止する方針
で、同社の広報担当によるとインド政府のガイドラインに完全に準拠するという。ロシ
アの石油製品の大口の買い手であるトルコの対応は不明。
石油輸出国機構(OPEC)プラスは自主減産の解消を続けているものの、ロシアの
供給を穴埋めすることは困難であると見られている。ロシアの原油輸出量は日量
460万バレル規模、製品輸出量は同260万バレル規模。自主減産と協調減産をあわ
せて、OPECプラスは生産枠を日量300万バレル超引き上げることが可能だが、ロ
シアを含めた数字であるうえ、生産枠の引き上げ規模は増産規模と一致しない。
時間外取引で12月限は堅調。通常取引開始後は62.20ドルまで上値を伸ばし
た。2週間ぶりの高値更新。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油高に連動した。
今日の材料
・トランプ大統領、習主席と30日に会談 高市首相とは28日
・ブダペストサミットに準備なしで臨むのは間違い=プーチン大統領
・ロシアは常に継続的な対話を支持してきた=同上
・制裁はロシアに圧力をかける試みだが、自尊心を持つ国や国民は圧力の下で何かを決
めることは決してない=同上
・トマホークがロシアを攻撃した場合、対応は非常に深刻なものとなる=同上
MINKABU PRESS
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