金・銀市況=金がまちまち、円安も現物安で上げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/10          2026/08    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         20,183    +48    20,522   +72  : 4,092.96   -27.66
銀          220.0    0.0     230.3  +1.3  : 4,827.00   -87.00
プラチナ     7,808   +361     7,277    -6  : 1,617.60    +9.10
パラジウム   7,100   +200     7,100  +200  : 1,417.43   -21.39
======================================
      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    152.95   +0.43  ユーロ・ドル相場   1.1610  +0.0016
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 金がまちまち。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円安を受けて堅調
となったが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、円安と
なったが、ドル建て現物相場の軟調を受けて上げ幅を縮小し、一部限月がマイナスサイ
ドに転じた。銀は期先2本が上昇する一方、12月限が下落した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが45円安〜117円高、ゴールドスポットが129
円高、銀が1.3円安〜8.5円高。
 推定出来高は、金が2万3444枚、金ミニが1万0557枚、ゴールドスポットが
1470枚、銀が10枚。
【金は地政学的リスクが支援も上げ一服】
 金先限は夜間取引で2万0725円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になっ
た。日中取引では2万0453円まで上げ幅を縮小した。円相場は1ドル=153円台
前半まで円安に振れた。
 金は地政学的リスクが支援要因になった。米政府は、ロシアの石油大手ロスネフチと
ルクオイルに制裁を科すと発表した。またトランプ米大統領は、予定されていたロシア
のプーチン大統領との首脳会談をキャンセルした。ロシアがリトアニアを領空侵犯した
ことも伝えられた。ただリスク回避の動きが出ると、上げ一服となった。トランプ米大
統領がカナダとの貿易交渉の打ち切りを表明した。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米国のロシア制裁やドル安
を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の4112.51ドルから、ロシア
のリトアニア領空侵犯などを受けて4142ドル台まで上昇したのち、ドル高を受けて
上げ一服となった。午後に入ると、4082ドル台まで下落した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。