LME市況=アルミ・ニッケルが小反落、銅は12月の米利下げ観測で続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物           3カ月物
    アルミ        2,862.19  -    8.52     2,859.00  -    3.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,936.53  +   93.58    10,962.50  +  108.00
    ニッケル      15,166.88  -    5.56    15,361.00  -    2.00
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 アルミ3カ月物は小反落。2863ドルで小高く取引を開始。アジア時間序盤に
2870ドル台まで値を伸ばしたところで転売が見られたが、米中首脳会談が30日に
開催るとの報を受けて米中貿易協議の進展期待が高まるなかアジア株が堅調となったこ
とが強気材料視されて2883.50ドルの高値まで浮上し、昨日に続き、2022年
5月以来の高値を更新した。高値では転売が出て値を落とした後は2832.50ドル
の安値まで値を落とした。安値を離れた後の上値は重く2860ドルが抵抗線とするも
ちあいとなり、小安く引けた。
 銅3カ月物は大幅続伸。1万0832ドルで小安く取引を開始。アジアの時間帯は
前日の大幅高の直後で上昇に対する警戒感がくすぶるなか1万0860ドルを上値抵抗
線にしての安もみとなったが、米中首脳会談が30日に開催されるとの報やこれを受け
た両国の貿易協議の進展期待からアジア株が堅調となったことが買い支援要因となり、
一時1万0969ドルまで値を伸ばした。今月9日の高値1万1000ドルが抵抗線と
なり、週末を控えていることで利食い売りが出て、いったん上げ幅を縮小した。その
後、9月の米消費者物価指数(CPI)が事前予想をわずかに下回ったことで、12月
の米追加利下げ観測が高まり地合いを引き締め、1万979.50ドルの高値をつけ
た。米国株が序盤から大幅高となり、ニューヨークダウが史上最高値を更新したことも
追い風となり、100ドル超の上げ幅を維持し、この日の高値圏で引けた。
 ニッケル3カ月物は小反落。1万5345ドルで軟調で取引を開始した直後に
1万5365ドルを付けたが、早々に値位置を落として1万5245ドルの安値を付け
た。安値を離れた後は1万5330ドルが上値抵抗線として意識されるもちあいとなっ
た。米国の時間帯を迎えると銅高に追随する買いが見られて浮上し1万5385ドルの
高値まで上昇したが、その後の転売で値位置を落としマイナスサイドで取引を終えた。
今日の材料
・24日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は続伸、27.90ポイント高の3950.31ポイント。
・欧州株はまちまち。仏株価指数が小幅安。英独株価指数は買い優勢で堅調。
・9月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 0.3%
 予想 0.4% 前回 0.4%(前月比)
 結果 3.0%
 予想 3.1% 前回 2.9%(前年比)
 結果 0.2%
 予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)
 結果 3.0%
 予想 3.1% 前回 3.1%(コア・前年比)
・10月の米製造業PMI(速報)結果 52.2 予想 52.0 前回 52.0
・10月の米非製造業PMI(速報)結果 55.2 予想 53.5 前回 54.2
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=152円台前半に下落した後、152円台後半に反発。
 ユーロドルは1ユーロ=1.1650ドルに上昇。21日の高値1.1655ドルが抵抗線になっ
 たがしっかり。
・米国株は大幅続伸。ニューヨークダウが472.51ドル高。史上最高値を更新。ナスダ
 ックス指数は263.07ポイント高(1.15%高)。
・ニューヨーク貴金属は小幅高のプラチナを除き売り優勢。ニューヨーク原油は小反
 落。
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