大阪12月限 日経225先物 50460 -130 (-0.25%) TOPIX先物 3295.0 -36.5 (-1.09%) 日経225先物(12月限)は前日比130円安の5万0460円で取引を終了。寄り付きを高値に利食いに伴うロング解消の動きとなり、現物の取引開始直後に5万0240円まで下げ幅を広げた。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後は5万0400円を挟んで保ち合いを継続。前場終盤にかけて5万0280円をつける動きもみられたが、日米首脳会談で日米同盟を引き続き深化させる方針で一致し、経済分野の連携も確認されたことで、前引けにかけて下げ幅を縮め、後場の取引開始直後には5万0520円まで回復した。 きょうの引け後に指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]の決算を控えていたほか、為替市場が1ドル=151円台後半と円高に振れたこともあり、後場中盤にかけて持ち高調整とみられるロングの解消が短期的なショートを誘う形となり、5万0160円まで下落した。その後は5万0160円~5万0250円辺りで保ち合い、引け間際にショートカバーとみられる動きが入り、5万0460円まで下げ幅を縮めた。 日米首脳会談の結果を見極めたいとのムードもあってか、膠着感の強い相場展開だった。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]が買われ、日経平均型を支えている。一方で、昨夕決算を発表した日東電工<6988>[東証P]やキヤノン<7751>[東証P]が弱い値動きだったことで、本格化する決算を前に投資家心理を神経質にさせたようだ。 日経225先物は5万0500円をキープできず、前場はオプション権利行使価格の5万0250円から5万0500円辺りの狭いレンジでの取引だった。日米首脳会談を終えて材料出尽くし感もあり、節目の5万0500円近辺での上値の重さが意識され、後場は若干レンジを切り下げたものの5万円台はキープした。前日の大幅上昇に対する反動安とはいえ下げは限定的であり、押し目待ち狙いの買い意欲の強さがうかがえる。 なお、取引終了後に決算を発表したアドバンテストは、今期2度目となる2026年3月期の業績予想の上方修正を発表した。営業利益を3000億円から3740億円に修正しており、市場コンセンサス(3300億円程度)を上回る。決算が日経225先物の取引終了間際に伝わったことで、ショートカバーの一因になった可能性はありそうだ。 NT倍率は先物中心限月で15.31倍に上昇した。21日につけた15.25倍を突破し、ボリンジャーバンドの+2σ(15.42倍)が射程に入ってきた。アドバンテスト決算に対するプラス反応が期待され、NTロングに振れやすい需給状況になりそうである。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万0326枚、ソシエテジェネラル証券が1万2032枚、サスケハナ・ホンコンが4729枚、モルガンMUFG証券が2218枚、バークレイズ証券が2160枚、日産証券が1643枚、SBI証券が1505枚、JPモルガン証券が1433枚、松井証券が1132枚、ビーオブエー証券が1012枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万4501枚、ソシエテジェネラル証券が2万0511枚、バークレイズ証券が7660枚、JPモルガン証券が4746枚、ゴールドマン証券が4062枚、モルガンMUFG証券が4042枚、サスケハナ・ホンコンが2690枚、ビーオブエー証券が2495枚、野村証券が1631枚、SBI証券が1034枚だった。 株探ニュース
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