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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/12     60.39       60.79       59.64       60.57        + 0.09
  2026/01     60.03       60.41       59.30       60.20        + 0.04
  2026/02     59.81       60.12       59.04       59.91        - 0.03
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              689,225             1,875,394    ( - 5,099)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/11     246.00    + 3.57
                            2025/12     240.92    + 1.21
         改質ガソリン       2025/11     200.34    + 2.97
                            2025/12     189.26    + 0.19
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.04〜
0.09ドル高。その他の限月は0.06ドル安〜0.02ドル高。
 30日の米中首脳会談の内容を精査する市場参加者が多いなかで売り買いが交錯し
た。フェンタニル関税の10%引き下げや、中国がレアアースの新たな輸出規制を1年
間先送りすることなど、一時休戦というわずかな歩み寄りはあったものの、敵対的な関
税はほぼ維持され景気見通しの不透明感が残された。ただ、トランプ米大統領は次回の
首脳会談に言及し、双方が対話を重ねていく見通しであることから衝突拡大は意識され
ず。
 約1時間半という限られた会談のなかで、米中首脳はウクライナ戦争やロシア産原油
についても話し合ったが、中心的な話題ではなかったようだ。ただ、トランプ米大統領
は中国が米アラスカ州の石油や天然ガスを購入する可能性について言及している。
 11月2日に石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国によるオンライン会合
を控えていることは重し。ただ、今回については主要産油国が生産枠を大幅に引き上げ
るとの報道は見られない。
 時間外取引で12月限は売り優勢で推移し、通常取引開始にかけて59.64ドルま
で軟化した。その後は買い戻しからプラス転換すると、60.79ドルまで強含み。た
だ、上値は伸びず、小幅高で引けた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。今月後半からの戻り歩調を維持し
た。
今日の材料
・両国はパートナーであり、友人であるべき=習近平国家主席
・世界の二大経済大国にとって、時に摩擦が生じるのは当たり前=同上
・大局を掌握し、中米関係という大きな船を安定した航路へと導かなければならない=
同上
MINKABU PRESS
			
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