●論点解説穀物、米中大豆貿易で合意=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米中首脳会談を経て、ベッセント米財務長官は中国が今年1200万トンの大豆を購
入する事で合意したと述べた。また、今後3年間は最低2500万トンの購入も合意し
たとされている。概ね2024年の輸出規模回復を目指す動きになる。第一次トランプ
政権では農産物全体の購入金額で合意していたが、大豆に限定した数量の目標設定は、
中国側がかなり譲歩した印象が強い。今後は中国が実際に米国産大豆をどのようなペー
スと規模で購入するのかが焦点になる。大豆相場が上昇すれば、他穀物相場にもポジテ
ィブな効果が想定される。ただし、今回の合意はあくまでも大豆に限定されたものであ
り、トウモロコシや小麦需給に対する直接的な影響は限定される。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。