ゴム市況＝軟調、上海ゴムが日中取引で下げ幅拡大

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
                　ＲＳＳ３　　　    　          　　    ＴＳＲ２０
 　2025/11 　　   2026/03　      2026/10       　 2025/11     　  2026/10
　310.3  -0.2  　309.9  - 3.9 　313.0　 0.0　  255.0 0.0　納会   260.0  + 5.0
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 　　　  上海ゴム１月限　　　15,080　 -　415（午後3時45分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号、軟調。序盤は、上海夜間安を映し、売りがやや先行した。中盤に入
ると、日中取引の上海ゴムがマイナスサイドでの取引が続いているうえ、ドル・円がや
や円高方向に推移したことを受けて、売り物がちの展開となった。終盤に入ると、上海
ゴムが大幅安となったことから、下げ幅を拡大させる限月が目立った。ＴＳＲ２０は出
来ず。
　ＴＳＲ２０の２０２５年１１月限は前日比変わらずの２５５．０円で納会となった。
　大引けのＲＳＳ３号は前営業日比３．９円安〜変わらず、活発限月の３月限は同
３．９円安の３０９．９円、期先２６年１０月限は同変わらずの３１３．０円、総出来
高は５２９枚、ＴＳＲ２０は納会月を除く全限が同５．０円高。上海天然ゴム先物は、
同４７５〜３５０ポイント安、総出来高は３６枚。
【上海ゴムが崩れる】
　今日の上海ゴムは大幅安となっている。中心限月の１月限は、夜間取引では小安く推
移したものの、今日、中国国家統計局から発表された１０月の中国製造業購買担当者景
気指数（ＰＭＩ）は４９．０となり、景況感の分かれ目とされる５０を７カ月連続で下
回ったことが分かると売りが先行、午後には１万５０３０元まで下落した。このまま引
けると、日足は大陰線となる。
　現状、節目の１万５０００元が支持となっているが、同水準を割り込むようなら、２
０日の安値１万４６７５元を意識した展開になりそうだ。米中貿易摩擦がやや緩和して
も中国景気の改善には時間がかかりそうである。上海ゴムに上値を追った買いは入りに
くそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は４月限のみ約定し、１．３セント安。ＴＳＲ
２０は、午前中は総じて売りが優勢となった。午後に入ると一段安となり、３．７〜
２．３セント安で推移している。

　上海ゴムは大幅安。中心限月の１月限は、夜間取引では売りがやや先行し、前営業日
比５０元安の１万５４４５元で取引を終えた。日中取引に入ると、序盤は夜間取引と同
値圏で推移していたが、中盤からは売りが先行し、終盤には一時１万５０３０元まで下
落した。

MINKABU PRESSS

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