海外サマリー(3日)

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比)
NY金     2025/12 4,014.0  +17.50  シカゴ大豆  2026/ 1 1,134.50  +19.25
NY銀     2025/12 4,802.5   -13.5  シカゴコーン 2025/12   434.75   +3.25
NYプラ    2026/ 1 1,581.3   + 5.9  NY原油   2025/12    61.05   +0.07
NYパラ    2025/12 1,450.50  -4.60  ドル・円               154.21   +0.15
*ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。貴金属、原油、大豆、コーンは暫定値。
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◎NY外為=ドル円は154.20円台で推移
 NY外為市場でのドル円は154円台前半で推移。先週までの流れは継続しており、
急速な上げは一服しているものの高値圏での推移は継続。155円台を視野に入れてい
る。
 ドル高の動きもドル円を下支えしている。先週のFOMCを通過して、市場は12月
利下げ期待を後退させている。FOMC委員の発言も複数伝わっており、先週の利下げ
には積極的ではなかったなど、12月利下げに慎重姿勢を示している委員が多い。
 米政府機関閉鎖がいまだ続く中、米経済指標の発表がない中、雇用の冷え込みは認識
しているものの、根強い高インフレが、利下げに向けたFOMC委員の意識を慎重にし
ているようだ。
◎NY貴金属=金が反発、米ISM製造業景気指数の低下で
 ニューヨーク金は反発、銀は続落。
 金12月限は反発。時間外取引では、手じまい売り一巡後はドル安を受けて堅調とな
った。欧州時間に入ると、上げ一服となった。日中取引では、米ISM製造業購買担当
者景気指数の低下を受けて買い優勢となったが、買い一巡後はドル安一服を受けて上げ
一服となった。
 銀12月限はドル安一服や金の上げ一服を受けて戻りを売られた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続落。前日比はプラチ
ナ1月限が5.9ドル高、パラジウム12月限は4.60ドル安。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、手じまい売り一巡後はドル安や金堅調を受
けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、上げ一服となった。日中取引では、ドル安
一服や金の上げ一服に上値を抑えられた。
 パラジウム12月限はドル安一服や他の貴金属の上げ一服を受けて戻りを売られた。
◎LME=アルミは続伸、銅・ニッケルはNYダウの軟調を受け続落
 アルミ3カ月物は続伸。2888ドルで小高く取引を開始。その後は一段高となりな
がらも2900ドルを抵抗線とするもちあいが続いたが、アジアの時間後半に2910
ドル台まで値を伸ばした。欧州の時間帯の序盤に2920ドルの高値に達したが、その
後は緩やかに軟化。終盤には銅の軟化に連動して値を落とす場面も見られたが2900
ドル割れに抵抗を見せ、プラスサイドを維持して取引を終えた。
 銅3カ月物は続落。1万0901.50ドルで取引を開始した後は、アジア株式市場
で半導体関連株が軟調となったことが手掛かりとなって値を落とし、1万0843ドル
の安値を付けたが、アジア株の堅調を受けた買い戻しから浮上し、1万0927.50
ドルまで値を切り上げた。欧州の時間帯には買い修正から値を落とし1万0870ドル
に迫る動きが見られたが、米国の時間帯には1万0900ドル台を回復したものの10
月のISM米製造業景気指数が弱気な内容となったことや、ニューヨークダウが一時、
400ドルを超える下げ幅を記録する軟調となったこと受けて終盤に崩れ1万0816
ドルの安値を記録。安値をはなれたが、反発力は弱く、小安く引けた。
◎NY原油=小幅続伸、主要産油国は小幅な増産を継続
 ニューヨーク原油の当限は小幅続伸。石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ
国がオンライン会合を開催し、12月の生産枠の引き上げ幅を日量13万7000バレ
ルに維持したことが相場を支えた。10月以降の生産枠の引き上げ幅が限られているこ
とが好感された格好。主要産油国が来年1−3月期の増産を見送ると発表したことも支
援要因だが、供給過剰懸念が根強いことが上値を抑えた。国際エネルギー機関(IE
A)はコロナ禍並みに石油の過剰在庫が積み上がると想定している。
◎シカゴ大豆・コーン=大豆は上伸、コーンは期近2本が小幅高
 大豆は大幅続伸。
 引き続き米中首脳会談での中国の米国産大豆の輸入再開合意が手掛かりとなって買い
優勢となった。また、中国が米国産小麦購入の可能性が浮上したことも、穀物市場全体
の買い支援要因となった。

 コーンは軒並み上伸。
 大豆や小麦の上昇が引き続き買い支援要因となった。ただ、米国の中国向けコーン輸
出量は限られているうえ、米国での収穫を終了したことで供給量の増加圧力が高まって
いることが重石となり上げ幅は限られた。
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