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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/12     61.40       61.50       60.51       61.05        + 0.07
  2026/01     61.00       61.14       60.21       60.75        + 0.15
  2026/02     60.62       60.85       59.96       60.48        + 0.22
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              669,661             1,899,816    ( + 12,246)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/12     240.53    + 0.67
                            2026/01     237.55    + 0.49
         改質ガソリン       2025/12     191.61    + 1.53
                            2026/01     187.52    + 1.40
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は0.07〜
0.15ドル高。その他の限月は0.22〜0.32ドル高。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要8カ国がオンライン会合を開催し、12月
の生産枠の引き上げ幅を日量13万7000バレルに維持したことが相場を支えた。
10月以降の生産枠の引き上げ幅が限られていることが好感された格好。主要産油国が
来年1−3月期の増産を見送ると発表したことも支援要因だが、供給過剰懸念が根強い
ことが上値を抑えた。国際エネルギー機関(IEA)はコロナ禍並みに石油の過剰在庫
が積み上がると想定している。
 ウクライナ軍がロシアの石油タンカーや石油関連施設へドローン攻撃を続けているこ
とは買い手がかり。黒海東部のトゥアプセではタンカーのほか、石油ターミナルも被害
を受けたもよう。
 トランプ米政権が南米ベネズエラに対する攻撃を準備しているとの観測が強まってい
ることも支援要因。プエルトリコやトリニダード・トバゴでは、米軍が戦争準備を開始
していると報道されている。また、トランプ米大統領はナイジェリア政府によるキリス
ト教徒殺害を止めるため、軍事行動を示唆した。ナイジェリアは日量150万バレル規
模、ベネズエラは同90万バレル規模の産油国。
 時間外取引で12月限は61.50ドルまで上昇した後に失速し、先週末の終値を挟
んで推移した。通常取引開始後は60.51ドルまで軟化した後にプラス圏へ切り返し
たが、上値は抑えられて小幅高で引けた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は堅調。原油相場に連動した。
今日の材料
・今年の石油需要の伸びは日量130万バレルと堅調=アルガイスOPEC事務局長
・トランプ米政権はメキシコのカルテルに対する攻撃を検討=米NBC
・ヘグセス米戦争長官が差し迫った作戦が行われると警告=イラク国防相
MINKABU PRESS
			
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