[本日の見通し]石油=堅調、OPECプラスの閣僚会合でも波乱なしか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は堅調。ただ、夜間取引の値幅を維持して
いる。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの主要産油国は12月の生産枠を日量13万
7000バレル引き上げることで合意した。例年需要が落ち込む1−3月期の増産は見
送る。4月以降、主要産油国は需要増加に供給拡大で応えてきたものの、増産を調整す
る局面にあるようだ。
 今月30日、OPECプラス全体の閣僚会合も予定されている。主要8カ国が日量
166万バレル規模の自主減産の巻き戻しを急ぐようならば、全体で実施している日量
200万バレルの協調減産の解消が危惧される可能性があったものの、足元の雰囲気か
らするとそのまま維持されるのではないか。日量200万バレルの協調減産については
2026年末まで維持することで合意済みであり、この期限に変更があるかどうかは注
目しておきたい。
 時間外取引でニューヨーク原油12月限は前日比0.09ドル安の60.96ドルで
取引されている。本日これまでのレンジは60.91ドルから61.03ドル。
 原油3月限の予想レンジは6万0800円から6万1800円、ガソリン先限は7万
9500円から8万0500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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