金・銀市況=金が反落、現物安が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/12          2026/10    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         19,682   -177    19,975  -275  : 3,979.30   -29.42
銀          210.0    0.0     230.0   0.0  : 4,762.00  -162.00
プラチナ     7,678    +19     7,200  -329  : 1,557.46   -63.79
パラジウム   7,000      0     7,000     0  : 1,407.08   -59.62
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    153.56   -0.60  ユーロ・ドル相場   1.1525  -0.0043
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【市況】
 金が反落。ドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まったのち、ドル高を受け
て軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の戻りを売られたことや円高を受け
て売り優勢となった。銀は8月限が上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが291〜177円安、ゴールドスポットが174円
安、銀が変わらず〜7.5円高。
 推定出来高は、金が3万3179枚、金ミニが2万5196枚、ゴールドスポットが
1887枚、銀が2枚。
【金は米金融当局者の利下げ否定発言などが圧迫】
 金先限は祝日取引で1万9894円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=154円台前半から153円台半ばの円高に振れた。
 米カンザスシティー地区連銀のシュミッド総裁は、高インフレが継続し、物価圧力が
経済に広がりつつある兆しが見られる中で利下げを実施すれば、物価安定に対する連邦
準備理事会(FRB)の信認が損なわれる恐れがあると考え、今回の決定会合で利下げ
に反対票を投じたと述べた。また米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、米国のイン
フレ率はFRBが目標とする2%をなお大きく上回っていると指摘し、追加利下げを急
がない考えを示した。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米ISM製造業景気指数の
低下が下支えになったが、ドル安一服を受けて戻りを売られた。アジア市場では、朝方
の3995.90ドルから、ドル高を受けて3980ドル台まで下落した。午後に入る
と、下げ一服となったが、3997ドル台で戻りを売られると、3969ドル台まで下
落した。
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