LME市況=銅は米株高を受け反発、アルミ・ニッケルは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,842.54  -    9.80     2,850.00  -    9.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,659.13  +   26.08    10,697.50  +   34.00
    ニッケル      14,824.63  -   36.70    15,035.00  -   40.00
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 アルミ3カ月物は続落。この日は概ね2840〜2874ドルの限られたレンジ内で
高下する動きとなった。2859ドルと前日帳入値と同値で取引を開始した後は値を落
とし2840ドルの安値を記録。その後は上海株が小高く推移が手掛かりとなって浮上
したが、2860ドルが重石となった。欧州の時間帯にかけて急伸し2874ドルの高
値に達する場面も見られたが、早々に前半のもちあい圏に復帰。米株や銅が堅調に推移
に対する反応は薄くマイナスサイドのままで取引を終えた。
 銅3カ月物は反発。1万0631ドルで続落で取引を開始。アジアの時間帯は上海株
が堅調となったことに追随する買いが見られて1万0711ドルまで浮上したが、米株
式市場でハイテク関連株が割高感から売られたことを嫌気し、値位置を落とす動きに転
じ1万0700ドルを割り込んだ。欧州時間は前日に大きく売られた後で買い戻す動き
が見られたため、1万0620ドルを割り込むと買い戻される底堅い動きが続いた。米
国時間は10月のADP米雇用者数が事前予想を上回ったことを受けてニューヨークダ
ウが反発したことが好感されて1万0700ドル台を回復。終盤に1万0738.50
ドルの高値を付けた。1万0700ドル台では売りが優勢となり、上げ幅を縮小し、小
幅高で引けを迎えた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万5065ドルで取引を開始。アジア時間は上海株高を
受けて1万5135ドルの高値まで浮上したが、その後は下値探りに転じて米国の時間
帯には1万5010ドルの安値を記録。終盤は1万5060ドルを上値抵抗線とする安
もみとなり、低迷したまま終了。
今日の材料
・5日のアジア太平洋株式市場は総じて下落。
・中国上海総合指数は小反発、9.06ポイント高の3969.25ポイント。
・欧州株は軒並み上昇。ハイテク株の高バリュエーションへの懸念による世界的な売
 りが一服したことでプラスに転換。・
・10月のADP雇用者数
 結果 4.2万人 予想 3.8万人 前回 -2.9万人(-3.2万人から修正)(前月比)
・10月のISM非製造業景気指数 結果 52.4 予想 50.8 前回 50.0
・ドルはまちまち。ドル円は1ドル=154.30円台まで上昇。154円台を維持して堅調。
 対ユーロでは下落。ユーロドルは1ユーロ=1.1466ドルまで下落し、8月1日以来の
 安値を更新後に反発。1.1500ドルが抵抗線ながら堅調。
・米国株は反発。ニューヨークダウは225.76ドル高、ナスダックス指数は151.16ポイ
 ント高(0.65%高)。
・ニューヨーク貴金属は金が安値拾いの買いで反発し、その他3品も買い優勢。ニュ
 ーヨーク原油は軟調。米原油在庫の増加を嫌気し、期近12月限は60ドル割れ。

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