大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 50200 -660 (-1.29%) TOPIX先物 3293.5 -20.0 (-0.60%) シカゴ日経平均先物 50220 -640 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 6日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米連邦政府の一部閉鎖による影響で政府統計の発表が見送られるなか、民間調査会社による10月の米企業の人員削減数が前月から大きく悪化したことが嫌気された。これまで相場を牽引してきた半導体や人工知能(AI)関連株への割高感は根強く、持ち高調整の売りが広がった。フィラデルフィア半導体(SOX)指数は2.3%安となり、前日のリバウンド部分を打ち消している。 NYダウ構成銘柄では、IBM、メルク 、コカ・コーラ 、JPモルガン・チェース が買われた。一方で、セールスフォース 、エヌビディア 、マクドナルド 、マイクロソフト が軟調。 シカゴ日経平均先物(12月限)の清算値は大阪比640円安の5万0220円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比110円安の5万0750円で始まった。5万0540円まで売られた後はロング優勢の流れからプラス圏を回復し、5万1040円まで買われる場面もみられた。ただし、米国市場の取引開始後に軟化すると、中盤にかけて5万0040円まで売られた。終盤にかけて押し目待ち狙いのロングが入るものの戻りは鈍く、5万0200円でナイトセッションの取引を終えた。 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。ナイトセッションで5万1000円を回復する場面もみられたが、ボリンジャーバンドの+1σ(5万0870円)をキープできず、同バンドに上値を抑えられる形になった。5万0040円と5万円の大台に接近する動きをみせており、大台割れを狙ったショートが強まりやすいだろう。 そのため、+1σと中心値となる25日移動平均線(4万9080円)とのレンジが意識されやすく、オプション権利行使価格の4万9000円から5万0500万円での推移を想定。5万0500円辺りでの底堅さがみられる局面では+1σに接近する可能性はありそうだが、戻り待ち狙いのショートが入りやすい需給状況と考えられ、リバウンド狙いのロングを手控えさせそうだ。 週足では+1σと+2σとのレンジを継続しているが、今週は週初に5万2700円まで買われて+2σ(5万2180円)を突破した。ただし、その後の急落によって+1σ(4万9100円)が射程に入ってきている。もっとも、4万9000円辺りまでの調整をみせたとしても、これまでの+1σと+2σとのレンジ推移は継続する。5万円割れで調整一巡感が意識されてくる可能性もあるため、押し目狙いのロングが入りやすくなることも考えられる。 6日の米VIX指数は19.50(5日は18.01)に上昇した。一時20.31まで切り上がる場面もみられ、その後は上げ幅を縮めたものの、200日線(19.41)を上回って終えている。同線が抵抗線として機能する可能性はありそうだが、終値で20.00を上回ってくるようだと、神経質にさせそうだ。 昨日のNT倍率は先物中心限月で15.34倍に低下した。15.53倍に上昇して始まったが、その後は下げに転じている。+1σ(15.41倍)をキープできなかったことで、NTロングを巻き戻す動きが意識されやすいと考えられ、米ハイテク株安の影響もあり、目先的には25日線(15.08倍)辺りが射程に入るだろう。 株探ニュース
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