石油午前=下落、IEAの発表控えて供給過剰懸念が根強い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 国内石油市場は下落。来週、米エネルギー情報局(EIA)が月報や世界エネルギー
見通し(WEO)を公表し、供給過剰懸念が強まる可能性があることが相場を圧迫して
いる。IEAは12日にWEO、13日に月報を公表する。米政府機関閉鎖が長期化し
ていることによる米景気悪化懸念も重し。円相場が1ドル=153円前半で前日よりも
円高・ドル安推移していることも圧迫要因。
 日中取引開始後、原油の2026年3月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服して
いる。
 午前11時08分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
700円安〜130円高。
 午前11時08分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が455枚。
【イランは渇水が深刻化】
 イランのペゼシュキアン大統領は、テヘランで水不足が悪化しているため、12月ま
でに水源であるカラジダムの水位が回復しないようならばテヘランからの避難を命じる
可能性があると述べた。カラジダムの貯水量は全体の7%にとどまっているという。
【海外原油夜間取引=堅調】
 ニューヨーク時間外取引で12月限は前日比0.23ドル高の59.66ドルで取引
されている。本日これまでのレンジは59.60〜59.80ドル。
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