大豆週間展望=中国からの需要確認なら1100セント水準を維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
               [11月10日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            11月4日 〜11月7日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>6日終値  前週末比    |9月28日現在の米国産大豆の作柄報告
      26/ 1  1107.50  - 7.75   |落葉79%(前週61%、前年79%、平年77%)
    26/ 3  1117.50  - 6.25   |収穫19%(前週 9%   前年24%、平年20%)
                                |「良」以上:62%(前週61%、前年64%)
                                |「劣」以下:11%(前週12%、前年11%)
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 153.49円  前週末比 0.67円の円高
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【前週のレビュー】シカゴ大豆11月限は、中国への米国産大豆の輸入増期待の材料織
り込み上値重く推移とした。
【シカゴ大豆は今年の高値を更新後に反落】
 シカゴ大豆シカゴ大豆1月限は10月終盤から急騰し、今月5日に1137セントま
で上昇し、同限月として今年の最高値を更新した。ただ、6日の取引では大幅反落に転
じている。
 10月30日に行われた米中首脳会談では中国側は1月までに1200万トンの米国
産大豆を購入するうえ、今後3年間は毎年2500万トンの米国産大豆を購入すること
で合意したと伝えらえた。米中首脳会談終了直後には中国による米国産大豆の買い付け
が報告されたものの、これに続く購入が見られていないことで、中国の輸入増期待が後
退している。
 米国産大豆の収穫がほぼ終了し、供給が増加する時期を迎えていることも重石とな
り、引き続き中国からの需要が見られなければ中国向け輸出増期待による上げ幅の相殺
に向かうことになりそう。その場合の目先のめどは短期線の15日移動平均線が通る
1087セント前後と予想。一方、中国からの需要が確認できれば1100セント水準
を維持することになりそうだ。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
10日 景気動向指数 2025年9月速報(内閣府)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    米国産コーン・大豆収穫率報告(USDA)
11日 ●フランス(第一次大戦休戦記念日)
    国際収支(経常収支) 2025年9月(財務省)
    英雇用統計 2025年10月(国立統計局)
    独景況感指数 2025年11月(ZEW)
12日 独消費者物価指数 2025年10月確報(連邦統計庁)
13日 企業物価指数 2025年10月(日本銀行)
    英国内総生産 速報値 2025年7-9月期(国立統計局)
    英貿易収支 2025年9月(国立統計局)
    英鉱工業生産指数 2025年9月(国立統計局)
    ユーロ圏鉱工業生産 2025年9月(EUROSTAT)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米消費者物価指数 2025年10月(労働省)
    米財政収支 2025年10月(財務省)
14日 中国住宅価格指数 2025年10月(国家統計局)
    中国小売売上高 2025年10月(国家統計局)
    中国鉱工業生産 2025年10月(国家統計局)
    ユーロ圏域内総生産 2025年7-9月期改定(EUROSTAT)
    ユーロ圏貿易収支 2025年9月(EUROSTAT)
    米小売売上高 2025年10月(商務省)
    米生産者物価指数 2025年10月(労働省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
       米国産穀物・需給報告(USDA)
       世界穀物・需給報告(USDA)
    米企業在庫 2025年9月(商務省)
    建玉明細報告(CFTC)

※米政府機関閉鎖の影響で米経済指標の発表が延期になる可能性があります。

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     ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。












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