[今夜の視点]シカゴコーン=相対的に基調が弱い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引は弱含み。12月限は428〜429セント台で上値重く推
移。
 前日の動きを見ると、大豆、コーン、小麦のなかでコーンが一番上値が重かった。フ
ァンドが売り越しが想定されることもあるが、前日は中国が同国の過去最高のコーン生
産高見通しを発表したことも買い意欲を削いだ。
 現状ではコーンが相対的に最も基調が弱いと見ておきたい。

 前日のシカゴは反発。米国政府機関の閉鎖解除に対する期待が強まるなか、商品全面
高の様相となり、シカゴ穀物も大豆、小麦中心に騰勢を強めて、コーンもそれに追随高
となった。ただ週間輸出検証高が142万トン台と高水準を維持したわりには上げ幅は
抑制された。米国産新穀の出回り圧力に加えて、この日中国農業省が今年の同国産コー
ン生産高見通しを過去最高の3億トンと発表したことも嫌気された。

 12月限は7日に続き一時的な430セント台乗せはあったが、引けは429.75
セントと、430セント台をわずかに割り込んだ。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 19:00 景況感指数 2025年11月(ZEW)
◆ フランス ◆
【休日】 第一次大戦休戦記念日
◆ イギリス ◆
【経済】 16:00 雇用統計 2025年10月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【休日】 退役軍人の日   株式市場、商品市場は通常通り取引
◆ カナダ ◆
【休日】 戦没者追悼日

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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