[今夜の視点]シカゴ大豆=今夜も騰勢が続くのか否か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は軟調。前日の急伸に対する自律修正安となっている。1月限
は1120セント台後半で推移。
 中国はコーンについては過去最高の生産高見通しを発表したが、大豆については2億
0900万トンと、前回から若干下方修正している。ただ大豆はブラジル産が米国産に
対して割安となっているため、現状、一気に米国産を買い付けたいという状況ではなさ
そうだ。国家間の合意もあって、中国は米国企業3社へ大豆輸入ライセンスを復活させ
たが、どのタイミングで米国産の買い付けに乗り出すのが注目される。今夜も大豆の騰
勢が続くのか否かに注目したい。

 前日のシカゴは大幅続伸。米国政府機関の閉鎖解除期待から商品全面高の流れとなる
なか、この日発表された週間輸出検証高が108万トン台と100万トンを超えたこと
も好感された。なお、中国が先日、米国企業3社へ大豆輸入ライセンスを復活させたこ
とで、中国の米国産大豆の買い付け期待が強まっているが、現時点まで新たな成約の報
道はない。

 1月限は1132.00セントまで上昇して、引けも1130.00セントと
1130セント台を維持した。

<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 19:00 景況感指数 2025年11月(ZEW)
◆ フランス ◆
【休日】 第一次大戦休戦記念日
◆ イギリス ◆
【経済】 16:00 雇用統計 2025年10月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【休日】 退役軍人の日   株式市場、商品市場は通常通り取引
◆ カナダ ◆
【休日】 戦没者追悼日

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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