更新:LME市況=アルミ・銅は米政府機関の再開期待で続伸、ニッケル反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,850.81  -    3.10     2,874.50  +    5.00
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00       0.00
     銅        10,805.72  +   24.57    10,827.00  +   31.00
    ニッケル      14,852.37  -   59.13    15,053.00  -   55.00
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 アルミ3カ月物は小幅続伸。2885ドルで堅調で取引を開始した直後に2891ド
ルの高値に達した。その後、値位置を落としたが、アジア時間を終えるまでは2880
ドルを割り込むと買い戻される底堅い動きが続いた。しかし、欧州の時間帯は2860
ドル台まで軟化。2862ドルの安値まで値を落とす動きが見られたが、ニューヨーク
ダウが続伸となったことが買い支援要因となり、わずかながらプラスサイドで引けを迎
えた。
 銅3カ月物は続伸。前日の堅調地合いを引き継いで続伸で取引を開始するとアジア時
間の序盤に1万0860ドル台まで値を伸ばした。その後は強材料織り込み感から値を
落とし、一時1万0800ドルの安値を付けたが、米国で上院がつなぎ予算案を可決し
たことを受けて政府再開が近いとの見方が広がるなか買い戻されて一時1万0864ド
ルの高値に達した。高値を離れた後は材料織り込み感が再び強まるなか転売の動きが広
がって値位置を落としたが、ニューヨークダウが3日続伸したことが下支え要因となり
プラスサイドを維持して終えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5110ドルで小高く取引を開始した直後に1万
5125ドルの高値を付けたが、すぐに値位置を落としアジアの時間帯は1万5065
〜5090ドルの狭いレンジを中心に高下。欧州の時間帯に軟化し、1万5030ドル
まで値を落とした後は、1万5050ドルが上値抵抗線として意識され、低迷した。米
国の時間帯には1万5000ドルの安値を記録。安値で買い戻されたものの、プラスサ
イドの回復には至らずに終了。
今日の材料
・11日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は反落、15.84ポイント安の4002.76ポイント。
・欧州株は上昇。堅調な企業決算と、この日の英雇用統計を受けて英中銀の利下げ観
 測の高まりが追い風となった。
・東京時間に米上院がつなぎ法案を本会議で可決。米政府機関閉鎖が終結に向かうと
 の楽観論が広がる。今後、下院での修正案の再審議とトランプ大統領の署名へと進
 む予定。
・ドルは下落。ドルインデックス指数は99ポイント台前半で小幅安。ドル円は1ドル
 =153円台半ばに下落場面があったが、買い拾われ154円水準に戻す。ユーロドルは
 10月29日以来の高値となる1ユーロ=1.1605ドルまで上昇。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウは559.33ドル高で大幅続伸。ナスダックス指
 数は58.87ポイント安(0.25%低下)。日本時間の午前6時時点の暫定値。
・ニューヨーク貴金属は金、プラチナが小反落。銀、パラジウムは上昇。
 ニューヨーク原油は上昇。
MINKABU PRESS
*今日の材料のニューヨーク貴金属、帳入値での内容に更新。

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