●論点解説金、株式市場の楽観・金市場の悲観=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場は上値追いの展開が続いている。米株式市場では、政府機関閉鎖の解消見通し
が景気リスクを軽減させるとポジティブに評価されているが、金市場では経済指標の発
表再開で厳しい経済環境が再確認されるとの悲観的な見方の織り込みが優先されてい
る。特に労働市場の減速懸念が強く、労働省の統計で失業保険申請件数や受給者の増
加、失業率の上昇などが確認されると、12月利下げの可能性が一気に高まることにな
る。金上場投資信託(ETF)市場に対する資金流入は緩やかなものに留まっており、
まずは短期筋主導の上昇が打診される局面になる。ここで金ETF投資残高も大きく伸
びると、上昇期待が一段と強まることになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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