大阪12月限 日経225先物 51300 +180 (+0.35%) TOPIX先物 3386.5 +20.5 (+0.60%) 日経225先物(12月限)は前日比180円高の5万1300円で取引を終了。寄り付きは5万1120円と、シカゴ日経平均先物清算値(5万1255円)を下回り、前日比変わらずで始まった。現物の寄り付き直後には5万0980円まで売られたが、その後は5万1000円処での底固めを経て、前場中盤にかけて5万1370円まで買われた。買い一巡後はランチタイムで5万1080円まで上げ幅を縮めたが、後場中盤には5万1360円と前場につけた高値に接近する動きもみられた。 ソフトバンクグループ<9984>[東証P]がウリ気配から始まったことで、前日と同様に先物市場ではショートを仕掛けてくる動きになったようだ。ただ、5万1000円割れでは押し目待ち狙いのロングが意識されており、前場中盤にかけてショートカバーに向かわせた。もっとも、ボリンジャーバンドの+1σ(5万1300円)水準では戻り待ち狙いのショートが入りやすく、概ね5万1000円と+1σによるレンジでの推移だった。 また、アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]がプラス圏での推移だったほか、日本時間の昼ごろに米連邦議会下院がつなぎ予算案を可決し、トランプ米大統領が署名して成立した。米政府機関の閉鎖解除に加え、為替市場が1ドル=155円台に迫る円安基調をみせたことで、ショートを仕掛けにくくさせた。 米国同様、メガバンクなど金融株の一角が買われたほか、円安を受けて輸出関連株などへも資金が向かった。さらに、足もとで持ち高調整の動きが強まっていた防衛関連に買い戻しが目立つなど、相対的にTOPIX型優位の展開だった。そのため、日経225先物は+1σ水準での攻防となったものの、ショートは手控えられた形であろう。 ソフトバンクグループが明確な底入れからのリバウンドの動きをみせてくるまでは、積極的なロングが入りにくい面はある。来週にはエヌビディアの決算発表が予定されており、結果を見極めたいとするムードも強まりそうである。 日経225先物の+1σはナイトセッションで5万1410円辺りまで上昇してくる。+1σ水準での上値の重さが意識されるものの、バンドの上昇に沿ったトレンドを形成してくることで、徐々に下値を切り上げてくる可能性があろう。押し目待ち狙いの買い意欲は強く、5万1000円に接近する局面ではロングでの対応に向かわせそうだ。 NT倍率は先物中心限月で15.14倍に低下した。25日移動平均線(15.20倍)を明確に下放れる形状をみせてきており、-1σ(14.96倍)が射程に入ってきそうだ。ソフトバンクグループの動向次第ではあるが、エヌビディアの決算通過までは、ややNTショートに振れやすいだろう。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3611枚、ソシエテジェネラル証券が6864枚、サスケハナ・ホンコンが2516枚、バークレイズ証券が1617枚、日産証券が1121枚、モルガンMUFG証券が1070枚、松井証券が912枚、ビーオブエー証券が887枚、SBI証券が872枚、野村証券が839枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万8200枚、ソシエテジェネラル証券が1万4203枚、バークレイズ証券が5573枚、ゴールドマン証券が4632枚、JPモルガン証券が4085枚、モルガンMUFG証券が2984枚、サスケハナ・ホンコンが2430枚、野村証券が848枚、ビーオブエー証券が794枚、ドイツ証券が721枚だった。 株探ニュース
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