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現物 3カ月物
アルミ 2,830.45 - 39.62 2,858.50 - 38.00
アルミ合金 2,509.00 0.00 2,509.00 0.00
銅 10,855.88 - 94.16 10,852.00 - 104.00
ニッケル 14,696.87 - 85.24 14,891.00 - 90.00
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アルミ3カ月物は反落。2880.50ドルで安寄りした後、2883.50ドルで
戻りを抑えられ、プラスサイドに戻すことはなく、売り優勢となった。銅が下げ幅を拡
大したことに足並みを揃え、今週の上げ幅を削る下落となった。今月6日の安値
2831.50ドルが支持線として意識され、2834.50ドルで下げ渋った。下げ
幅を縮小も欧米の株式市場が軟調に推移したことで、リスク回避の動きが強く、40ド
ル近い下落で引けた。
銅3カ月物は反落。1万0881.50ドルで軟調に取引を開始。前日の米国株が米
追加利下げ観測が後退し、大幅安となったことを嫌気した。アジア時間の午前中に10
月の中国・鉱工業生産高が発表され、前月実績、事前予想を下回った。同月の小売売上
高も伸び悩み、不動産市況の低迷などによる中国経済の低迷が嫌気され、一段安とな
り、今月10日以来の安値となる1万0755ドルまで軟化し、一時200ドル近い急
落となった。1万0750ドルの節目が支持線となり、安値を離れ、1万0800ドル
台を回復。しかし欧米の株価の下落、ドル高・貴金属安が警戒され、戻り売り圧力は強
く、100ドル超の下落で引けた。なおナスダックス指数は売り優勢後に切り返した
が、この日のLME市場では織り込まれず。
ニッケル3カ月物は続落。前日の安値と顔合わせとなる1万4950ドルで小幅続落
で寄り付いた後、1万4985ドルに小反発したが、戻り売りで早々にマイナスサイド
に軟化。中国の景気回復の遅れから売りが先行し、8月1日以来の安値となる1万
4775ドルまで下落し、下値模索の展開となった。8月1日の安値1万4760ドル
が支持線となり、買い戻しもあり、下げ幅を縮小も軟調に引けた。
今日の材料
・14日のアジア太平洋株式市場は軒並み下落。
・中国上海総合指数は反落、39.01ポイント安の3990.49ポイント。
・10月の中國・鉱工業生産指数 結果 4.9% 予想 5.6% 前回 6.5%(前年比)
・10月の中國の小売売上高 結果 2.9%予想 2.9% 前回 3.0%(前年比)
・欧州株は下落。IT・ハイテク株のバリュエーションやFRBのタカ派転換への懸念
が強まる中、欧州株も下落。銀行株とハイテク株が下げを主導。
・ドルは堅調。ドル円は1ドル=153円台半ばに急落したが、押し目買い意欲は強く、
154円台半ばに戻した。ユーロドルは前日のレンジ内取引ながら売り優勢。
・米国株はニューヨークダウが309.74ドル安で続落。ナスダックス指数は30.23
ポイント高(0.13%上昇)で小反発。日本時間の午前6時時点の暫定値。
・ニューヨーク貴金属は大幅安。ニューヨーク原油は上昇し、期近12月限は60ドル台を
回復。
MINKABU PRESS
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