●週間見通し原油、需給緩和の値下がり続く=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は60ドルを挟んで売買が交錯する展開になった。石油輸出国機構(OPEC)
と国際エネルギー機関(IEA)がともに供給過剰見通しを示したことはネガティブ。
60ドルの節目割れから、下値模索の展開になった。しかし、14日の取引ではウクラ
イナのロシア石油輸出港攻撃を手掛かりに安値修正が進み、週末に向けて60ドル台を
回復した。結果的に明確な方向性を打ち出せない展開が続いている。
 今週も戻り売り優勢の展開になる見通し。需給緩和見通しに修正を迫るのは難しい。
特に大きなイベントなどは予定されていないが、60ドル割れ定着が打診される見通
し。ロシア産などには供給不安も根強く、前週と同様に瞬間的な値上がりは想定してお
く必要がある。しかし、断続的に相場を押し上げていくことは難しいだろう。あくまで
も需給緩和の値下がりの中で、瞬間的な値上がりの有無を探る展開が続く見通し。
 予想レンジは57.00〜62.00ドル。
(マーケットエッジ・小菅 努)



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