シカゴ大豆の夜間取引は軟調。急伸後の自律修正安となっている。1月限は1150 セント前半まで軟化していたが、直近は半ばまで戻している。 前日はロイター通信が中国の中糧集団(COFCO)が米国産大豆84万トン(14 カーゴ)を12〜1月積みで買い付けことを報じたことで噴き上げた。中国の買い付け としては、同じCOFCOが11月3日に買い付けた13万2000トン以来となる。 ただ、仕向地不明で6日にも11万7000トン買い付けられており、これも中国の可 能性がある。したがって、この中国の買い付けがどの程度続くのかが目先の焦点となり そうだ。ただ、ブラジル産がかなり割安となっていることで、この米国産の買い付けを 「政治的判断による買い付け」と指摘する声もあり、今後どの程度活発に買われるのか は不透明だ。 前日のシカゴは急反発。ロイター通信が関係者談として、中国の84万トンの米国産 大豆を買い付けことを報じたことや、週間輸出検証高が117万トン台と高水準だった こと、さらには全米油糧種子加工業者協会(NOPA)が発表した10月の大豆圧砕高 が2億2770万Buと、事前予想平均の2億0952万Buや、過去最高だった 2024年12月の2億0660万Buを大幅に上回り、過去最高を大きく更新したこ とに支援された。 1月限は1160.25セントまで急伸した後、引けは1157.25セントだっ た。 <今夜の予定> ◆ アメリカ ◆ 【経済】 22:30 輸出入物価指数 2025年10月 (労働省) 【経済】 23:15 鉱工業生産・設備稼働率 2025年10月 (FRB) 【経済】 11/19 06:00 対米証券投資 2025年9月 (財務省) 【工業】 11/19 06:30 週間石油統計 (API) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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