[本日の見通し]石油=下落、制裁猶予は日本時間午後2時に終了

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年4月限は下落。夜間取引の安値を下回り、6万
0530円まで下げ幅を拡大した。
 ブルームバーグの報道によると、ロシアと米国の停戦案には対ロシア制裁の解除が含
まれているという。石油大手ロスネフチやルクオイルに対する米国の制裁はロシア政府
にとって厳しく、ロシアが停戦を急いでいるとの観測があるが、停戦案はかなりロシア
寄りでプーチン大統領が焦っているのか不明である。
 なお、ロシア石油大手2社に対する米制裁の猶予期間は日本時間21日の午後2時で
終了する。本日の東京時間帯に値動きが荒れることはあるのだろうか。ロシアの石油供
給量は日量700万バレル規模で、この大部分が制裁によって原則的に取引できなくな
ることから、念のため身構えておきたい。
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.47ドル安の58.53ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは58.46ドルから58.80ドル。
 原油4月限の予想レンジは6万0200円から6万1200円、ガソリン先限は7万
4500円から7万5500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
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