ドル円、クロス円は週末を前にした調整などがやや優勢=東京為替概況 ドル円は昨日の海外市場で157円89銭まで上値を伸ばしたが、東京市場に入って少し調整の動きとなっている。高値を付けた後157円50銭を挟んでの推移となって東京朝を迎えると、157円50銭台が重くなった。円安の進行を受けて朝の閣議後の定例会見で片山財務相は「為替介入は選択肢として考えられる。介入は対応策の一つとして含まれる」「過度な為替変動生じた場合適切な措置講じる、日米財務相共同声明に沿って適切に対応」など、これまでに比べてやや厳しい円安牽制を実施。157円20銭前後までドル売りになる場面なども見られた。すぐに157円50銭台まで反発と下がると買いが出る展開が続いていたが、午後に入ってドル売り円買いが再び優勢。東京市場が3連休になることもあって、調整の動きが広がっており、午前の安値を割り込んで157円10銭前後まで売りが出ると、その後は157円30銭前後が重くなって157円00銭台までドル売り円買いとなった。 昨日182円台まで上昇したユーロ円も今日はやや円買いの動き。朝に円買い局面で181円30銭割れを付けると、いったん181円66銭まで買い戻しが入ったが、午後に入って再び円買いとなり181円27銭を付けている。 ポンド円は昨日の206円86銭から206円ちょうどばさみに落として東京市場を迎えると、206円台が少し重くなっての推移。対ドルでのポンド買いもあって朝の205円59銭を付けた後、少し戻した。午後の円買い局面では205円60銭台までの下げにとどまっているが、戻りは鈍い。 ユーロドルは1.15台前半での推移。ドル高の調整もあってややしっかりで午後に1.1547を付けている。ポンドドルは1.30台後半推移、ユーロドル同様にドル高の調整で1.3097を付けている。 MINKABUPRESS 山岡
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