[本日の見通し]石油=下落、対ロ制裁でイラクの生産が不安定化

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2026年4月限は下落。ただ、夜間取引で下げは一服して
いる。
 昨日、イラク最大の西クルナ油田2で生産量が一時急減した。通常では日量45万バ
レル生産するものの、同15万バレル付近まで落ち込んだという。同油田についてはロ
シア国営ルクオイルが75%の権益を保有しているが、米国の対ロシア制裁で生産継続
が困難となっている。このため、生産の中心を他のオペレーターへ移行する最中にある
が、次の中心的な担い手は決まっていない。国際的な石油企業が西クルナ油田2の操業
を開始するまで、不安定な期間が続くだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油1月限は前日比0.03ドル安の58.85ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは58.82ドルから58.88ドル。
 原油5月限の予想レンジは5万9500円から6万0500円、ガソリン先限は7万
1500円から7万2500円、灯油先限は8万5500円から8万6500円。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。