【市況】 ゴムRSS3号は総じて軟調。寄り付きでは、上海夜間安を嫌気して、売りが先行し た。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小したことから、一部限月 はプラスサイドに振れている。TSR20は出来ず。 午前11時05分現在のRSS3号は前営業日比3.9円安〜0.3円高。活発限月 の5月限は同0.1円安の327.3円、期先26年11月限は出来ず、推定出来高は 194枚(夜間取引含む)。上海天然ゴム先物は、1月限のみ約定し、25ポイント 安、推定出来高は7枚(夜間取引を含む) 【5月限は新規材料待ちか】 今日午前のJPXゴムRSS3は、方向感に欠ける展開となっている。活発限月の5 月限は、327円台を中心に推移している。5日からの自律反発の流れは継続している ものの、節目の330円の手前では戻りが鈍くなっている。この水準は、11月28日 から12月5日までの下落の38.2%戻しとなるため、戻り売り圧力が強いようだ。 また、商いが盛り上がりを欠いていることも、戻りを鈍くしている。11月の急騰 は海外勢の買いが影響していたとみられるが、海外勢の買い玉の多くは手仕舞われてい るとみられる。いまは、新材料待ちの局面のようだ。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は総じてやや買いが優勢 となり、0.2セント安〜1.0セント高で推移している。 上海ゴムは総じて小安い。午前10時35分現在、指標限月の2026年5月限は、 前営業日比変わらずの1万5100元で推移している。 MINKABU PRESS
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