アジア株 上海株下げ拡大、CPI伸び加速で支援策期待後退、デフレ緩和を示唆

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株下げ拡大、CPI伸び加速で支援策期待後退、デフレ緩和を示唆

東京時間11:02現在
香港ハンセン指数   25357.70(-76.53 -0.30%)
中国上海総合指数  3883.25(-26.27 -0.67%)
台湾加権指数     28285.60(+103.00 +0.37%)
韓国総合株価指数  4129.80(-13.75 -0.33%)
豪ASX200指数    8580.90(-5.04 -0.06%)

アジア株はまちまち。

香港株は3営業日続落、FOMCタカ派化が警戒されている。ただ、2週間半ぶり安値をつけたことから下値では買い戻しも見られる。香港は金融政策を米国に連動させているためFRBの今後の政策が注目される。米タカ派利下げとなれば、香港株はさらに下落する可能性がある。

FOMCは3会合連続利下げ見通しだが、複数メンバーが利下げに反対もしくは懐疑的な意見を示しており、来年の緩和ペースが減速する可能性がある。

上海株は続落、物価統計受け下げ幅を拡大。

中国11月の消費者物価指数は+0.7%と昨年2月以来の高水準となった。デフレが緩和しつつあるため中国当局が急いで景気支援策を打ち出す必要性がなくなる。先日発表された11月の貿易収支は予想を上回った。米国以外ほぼすべての国で輸出の伸びが拡大し、貿易黒字が過去最高1兆ドルを突破した。

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