【本日の見通し】ドル円は下がると買いが出る展開 昨日の海外市場、米新規失業保険申請件数の予想外の増加(悪化)を受けたドル売りに、ドル円は一時154円90銭台を付けた。もっとも、下がると買いが出る展開で、155円台を回復すると、NY午後はドル買い円売りが優勢となり、155円台後半を付ける展開となった。 米FOMC後、市場の来年の利下げ期待はやや強まっており、来年2回の利下げを本線に、3回以上の利下げも期待という状況となっている。来週の日銀会合での利上げ期待も含め、日米金利差縮小期待がドル円の重石となっているが、下がると買いが出る展開が続いている。 この後も、154円台では買いが出る展開が見込まれる。156円台を積極的に攻める材料もなく、155円台を中心とした推移となりそう。 ユーロドルは1.17台を中心とした推移か。東京市場などで膠着する展開が目立っており、次の方向性を探る展開、 ユーロ円は海外市場でドル円の下げを受けて181円台後半を付けたが、その後のドル円の反発に買い戻された。比較的しっかりの展開に見えるが、ドル円の上値が抑えられると、ユーロ単体での買いが目立たない分、ユーロ円も重くなりそう。 ポンドドルは昨日のドル安局面で1.3430台まで上昇。1.3500に向けた動きとなっているが、高値警戒感もあり、いったん1.33台へ下落してきた。これまでのポンド売りの反動もあって、下がると買いが出る展開で流れはまだ上方向か。 ポンド円は208円台推移。209円台での買いに慎重、心理的な節目である210円手前の売りが意識されている。流れは上方向とみられ、208円ちょうど近くでは買いが出てくる展開か。 MINKABUPRESS 山岡
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