NYプラチナ市況=大幅続伸、ドル安や金堅調で一代高値更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (26/ 1)  2148.0     2318.4      2123.7      2287.4    + 198.0
         (26/ 4)  2177.4    2341.9      2159.6      2311.3    + 187.9
 パラジウム  (26/ 3)  1861.00    1985.00     1826.00     1955.90   + 125.00
         (26/ 6)  1889.50    2009.00     1865.00     1983.30   + 124.40
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          113,328         80,660        93,408      (+    735)
 パラジウム          13,455         11,206        22,511      (+    259)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          48,442.41  +  79.73
     前日  156.95/97   1.1756/58   ・ナスダック         23,561.84  + 133.01
     本日  156.29/31   1.1789/91   ・10年米国債利回り      4.17  +   0.01
・NY原油  (26/ 2)   58.38 + 0.37  ・SPDR保有金残高  1,064.56  +  12.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は大幅続伸。前日比はプラチナが188.2〜
198.0ドル高、中心限月の4月限が187.9ドル高、パラジウムは122.30
〜125.30ドル高、中心限月の3月限は125.00ドル高。
 プラチナ4月限は大幅続伸。時間外取引では、米国とベネズエラの緊張の高まりや金
堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。日中取引で
は、ドル安や踏み上げの動きを受けて一代高値を更新した。
 パラジウムはドル安や他の貴金属の堅調を受けて一代高値を更新した。
 プラチナ4月限は時間外取引を2159.6〜2255.4ドルのレンジで推移し、
前日比118.4ドル高の2241.8ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、米国
とベネズエラの緊張の高まりや金堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、
もみ合いとなった。
 日中取引では、第3四半期の米国内総生産(GDP)の伸び加速を受けて利食い売り
が出て2244.8ドルまで下落した。その後は、予想以下の米消費者信頼感指数や金
堅調を受けて押し目を買われると、踏み上げの動きが出て一代高値2341.9ドルを
付けた。
 米国とベネズエラの緊張の高まりやドル安が支援要因になった。一方、第3四半期の
米国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比4.3%増加し、伸びは第2四半期
の3.8%から加速した。12月の米消費者信頼感指数は89.1と、前月から3.8
ポイント低下し、市場予想の91.0を下回った。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1826.00〜1935.50ドルのレンジで
推移し、前日比81.60ドル高の1912.50ドルとなった。3月限は高寄りした
のち、戻りを売られる場面も見られたが、米国とベネズエラの緊張の高まりや他の貴金
属の堅調を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、もみ合いとなった。
 日中取引では、踏み上げの動きを受けて一代高値1985.00ドルを付けた。その
後は、第3四半期の米国内総生産(GDP)の伸び加速を受けて1927.00ドルま
で下落したのち、ドル安や他の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。
 22日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1万9305オンス増の
64万4038オンス、パラジウムは264オンス増の19万5834オンス。
今日の材料
・中国不動産大手の万科企業は、資金繰りに苦しんだ他のデベロッパーと同様、最終的
に債務再編を提案する前に、社債返済の短期的な猶予を複数回求める可能性が高そう
だ。
・フランス政府は、議会が2026年予算案で合意に至らなかったことを受け、政府閉
鎖を回避するために1月までの緊急立法措置を求めることになった。
・ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアのウクライナ侵攻終結に向けた米・ウク
ライナ高官協議を受け、安全の保証を含む複数の文書の草案を準備したと表明した。
・米決済大手ビザとマスターカードが公表した暫定値によると、今年のホリデーシーズ
ンの米小売売上高は約4%増加した。消費者は限られた予算と新製品・衣料品への購入
意欲のバランスを取ったもよう。
・10月の米耐久財受注は前月比2.2%減だった。9月の0.7%増から反転した。
一方、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財の受注は0.5%増と、市場予想の
0.4%増を上回った。
・第3四半期の米国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比4.3%増加した。
伸びは第2四半期の3.8%から加速し、過去2年間で最も速いペースでの成長となっ
た。旺盛な個人消費にけん引され、市場予想の3.3%を上回って成長。
・11月の米鉱工業生産指数は0.2%増加した。10月は0.1%減だった。
・12月の米消費者信頼感指数は89.1と、前月から3.8ポイント低下し、市場予
想の91.0を下回った。雇用と所得に対する不安の高まりを反映した。
・トランプ米大統領は、市場が堅調であれば米連邦準備理事会(FRB)次期議長には
金利を引き下げてほしいとの考えを示した。
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