NY時間の終盤に入ってドル円は106円台後半での推移となっている。朝方発表された8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想を下回ったことから、米国債利回りと伴に売りが優勢となった。利益確定売りも出て一時106.60円近辺まで値を落としたが、その後は下げ渋っている。 昼になってパウエルFRB議長のスイスのチューリッヒでの講演が伝わり、為替市場はややドル買いの反応を見せた。議長は「米経済は非常に良好で、FRBは景気後退を予想してない」と述べる一方で、「FOMCは適切に行動する」とも述べた。 市場は今月のFOMCで利下げを予想しているものの、0.5%の大幅利下げまではないとの見方がコンセンサスになっている。議長の講演はその予想を裏付ける発言内容とも取れる。 ドル円は106.90円付近まで上昇したものの、107円台まで戻す動きまでは出ていない状況。週末ということもあり、上値では利益確定売りのオーダーも並んでいるようだ。 来週は8月の米消費者物価指数(CPI)や小売売上高の発表が予定されている。米CPIはやや高めの水準が見込まれている。FRBが参照しているPECデフレータはインフレ低下を示しているものの、CPIのほうは2%を上回る水準が続いている状況。一方、小売売上高は前回が強い数字だったことの反応もあり、前回からは鈍化が見込まれているものの、個人消費の力強さを示す内容が見込まれている。なお、ハリケーン「ドリアン」は9月に入ってからなので今回の統計には影響していないものと思われる。 USD/JPY 106.88 minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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