前週の金相場は過去最高値を更新する展開になった。トランプ米大統領がデンマーク 自治領グリーンランド領有の意欲を示したことで、地政学リスクの織り込みが優勢にな った。特に反発した欧州に対して関税を課す方針を示すと、リスクヘッジのニーズが金 市場に集中した。その後、トランプ大統領は、欧州に対する関税を取り下げたが、先行 き不透明感から金市場に対する資金流入傾向は止まらず、急ピッチな値上がりが続い た。銀、プラチナ相場も過去最高値を更新している。 今週も押し目買い優勢の展開が続く見通し。過去最高値を更新しているが、先物買い が急増しているわけではなく、手仕舞い売りによる急落リスクは限定される。トランプ 米大統領が何か緊張感を高めるような動きを見せると、急伸する可能性がある。何も動 きがみられず調整売りが膨らんでも、押し目は早めに買い拾われる見通し。地政学環境 の不安定化を背景に、どこまで上値切り上げが可能かを打診する。現物市場主導の値上 がり局面になる。1月27〜28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)がイベントリ スクになる他、次期米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事を巡る動きが活発化する と、急伸する可能性が高まる。 予想レンジは4800〜5200ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。