(NY時間16:43)(日本時間06:43)時間外 フォード<F> 13.80(+0.23 +1.70%) フォード<F>が引け後に10-12月期決算(第4四半期)を公表しており、売上高は予想を上回ったものの、1株利益は予想を下回った。通期のガイダンスも公表し、予想を若干上回るEBITの見通しを示している。 同社は声明で「利益改善に向けて、EVの改善、景気循環に左右されにくい高収益事業の拡大、次世代中核製品の強化という3つのレバーに引き続き注力する。26年度の設備投資のうち15億ドルをフォード・エナジーの立ち上げ開始に充当予定だ」と述べた。 同社は、昨年末に想定外の関税負担に見舞われたものの、26年は利益が大きく回復する見通しを示した。ハウスCFOは、「関税制度の予想外の変更により、昨年見込んでいた約9億ドルのコスト削減が実現できなかった」と説明。トランプ政権は12月23日に同社へ通知し、この変更によってフォードの関税負担は実質的に20億ドルへ倍増したという。同CFOは「年末になってから予想外の変更について通知を受けた。その結果、関連する9億ドルを取り込めないことが分かった」と述べた。 今回の内容は、関税問題や不採算のEV事業、さらに昨年のサプライヤー火災による主力Fシリーズの生産減少といった逆風に直面しながらも、利益回復を見込む姿勢を示している。同CFOは、12月の関税問題がなければ昨年のEBITは77億ドルだったと述べている。 共和党主導で燃費・排出規制未達に対する罰金を撤廃する動きが進んでおり、高利益率のSUVやピックアップを増産できる見通しから、投資家は利益回復を期待している。規制緩和により、自動車メーカーは利益率の高い低燃費SUVやピックアップをより自由に販売できるようになる。 また、長年課題だった高コスト体質の改善も進展している。同CFOは、昨年15億ドルのコスト削減を実現し、目標を50%上回ったと説明した。 アナリストは「株価は良いモメンタムを持っている。コスト構造改善に大きく前進しているように見える」との見解を示した。 株価は時間外で堅調に推移。 (10-12月・第4四半期) ・1株利益(調整後):0.13ドル(予想:0.18ドル) ・売上高:459.0億ドル 4.8%減(予想:424億ドル) フォード・ブルー:262.0億ドル 4%減(予想:250.2億ドル) フォード・モデルe:13.0億ドル 7.1%減(予想:11.6億ドル) フォード・プロ:149.0億ドル 8%減(予想:149.1億ドル) ・EBIT(調整後):10.4億ドル(予想:11.6億ドル) ・EBITマージン(調整後):2.3%(予想:2.33%) フォード・ブルーEBIT:7.27億ドル(予想:8.31億ドル) フォード・モデルeEBIT:12.2億ドルの赤字(予想:13.0億ドルの赤字) フォード・プロEBIT:12.3億ドル (通期見通し) ・EBIT(調整後):80~100億ドル(予想:88.6億ドル) フォード・プロEBIT:65~75億ドル フォード・ブルーEBIT:40~45億ドル フォード・モデルeEBIT:40~45億ドルの赤字 フォード・クレジット税引前利益:約25億ドル ・FCF(調整後):50~60億ドル ・設備投資:95~105億ドル(予想:88.8億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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