ドル円は106.50円付近 午後にFOMC議事録でジャクソンホールの手掛かりが出るか注目=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 米経済指標を通過してドル円は106.50円付近での推移となっている。米中対立や景気の先行きへの懸念が一服する中で米株も再び高値を目指す展開が見られており、ドル円も底堅さが出て来ている。ただ、上値での戻り売り圧力も根強くあるようで106.70円付近には売りオーダーが並んでいるようだ。一方、106円台前半には買いオーダーが並んでいる状況。

 きょうは午後に7月分のFOMC議事録が公表される。約10年ぶりの利下げを打ち出したFOMCだが、メンバーからは反対票も投じられており、見解が二分しているとの観測も出ている。

 市場は明日からのジャクソンホールでのFRBの年次シンポジウムに焦点が集まっており、23日金曜日にはパウエルFRB議長の講演も行われる。市場には追加利下げ期待が高まっており、一部には0.5%の大幅利下げを織り込む動きも出ている状況。市場はジャクソンホールでの講演がどのようなものになるのかヒントを欲しているが、前回のFOMC以降のFOMCメンバーからの講演が少ない中で、きょうのFOMC議事録は何らかの手掛かりを与えてくれる可能性もある。

USD/JPY 106.47

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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